Jリーグ1年目の45節(全42試合)に臨んだFC岐阜は、10勝20敗12引き分けの勝ち点42、目標の「10位以内」を下回る13位でシーズンを終えた。序盤戦は健闘が光ったが、中盤から終盤にかけて失速。Jの厳しさを味わった試練の1年目となった。

 開幕戦で甲府に引き分け勝ち点1を得て、第3―4節では早くも初の連勝を経験。第7節には福岡に大勝して4位に躍り出た。前線から激しいプレスを掛けて一気にゴールに迫る勢いを発揮し、序盤戦はリーグの“台風の目”として躍進した。

 しかし、1つ目の転機が2巡目の初戦・第16節(5月25日)のC大阪戦の大敗で訪れる。気温も徐々に高くなったことで90分間を通じて前線からプレスを掛けるのが困難となり、このころから引いて守る守備を取り入れる路線が決定的に。勝ち星は少なくなったが敗戦も減り、順位は8―10位を維持して安定した。

 2つ目の転機は第34節の広島戦の大敗か。守備組織が崩壊し6点差の大敗が2試合続くなど、6連敗。メンバーが固定できずに悪い流れは止まらず、7―9月の13試合で勝ち星なしと悪循環を抜け出せなかった。水戸戦でようやく勝利を収めたが、11月も勝ち星がなく13位に後退。松永英機監督が今季を振り返って言った「(順位に)満足はしていない。もっとやれたという思いはある」という言葉もうなずける。

 肝要のホーム勝利はわずか3勝と、観客増加の追い風にはならなかった。第11節のホーム水戸戦など、明らかに覇気の欠けた試合を展開するなど、結果だけではなく試合内容にもむらがあった。

 序盤戦は躍進したが徐々に失速するシーズンを経て、目標を下回る13位に終わったFC岐阜。勝利や連勝の喜びも味わえたが、結果的にはプロの洗礼を受けた厳しい1年間だった。

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