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4月9日は「子宮の日」 咲くやこの花プロジェクト

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 岐阜新聞女子netでは、「ぎふ子宮頸がん予防啓発キャンペーン」として女性の健康を応援する活動を始めて、6年目を数えます。4月9日は「子宮の日」。子宮や卵巣は、若くても病気に罹患する可能性があります。

 

 生涯で2人に1人の女性が罹患すると言われている「がん」。女性の年代別の罹患率(全がん)を見てみると ※グラフ1 、年齢とともに上がっており、若い女性で患っている人の割合は多くはないのが現状です。ただ、2014年の子宮頸がんのみの罹患率を見てみると※グラフ2-①、20代後半から罹患者数が増え始め、30~40代にかけてピークを迎えています。

 平成が始まった1989年の数値はどうでしょう※グラフ2-②。20代後半から罹患者数が増え始めるということは変わりませんが、グラフの形は現在と全く異なります。どうしてなのかを一緒に考えてみましょう。

子宮頸がんとは

 子宮頸がんになるまでには段階があり、その第一段階は性行為でのヒトパピローマウイルス(HPV)感染した男性から女性への、HPV感染です。HPV感染は男性も女性も通常症状がないので誰も気づきません。HPV感染してもその人の免疫力により自然排除される(=治癒する)こともあります。

 しかし治癒せず何年も感染し続けると、第二段階として子宮の入り口に子宮頸部異形成という異常状態が発生します。子宮頸部異形成になってもまだ免疫力により自然治癒することが多いです。しかし数年間治らないと、最終段階として子宮頸がんになることがあります。子宮頸がんはこのように長い年月を経て発生します。発生部位は子宮の入り口なので、普通の婦人科診察で検査しやすく、発見されやすいがんです。また、早期発見すれば比較的治療しやすく生存率の高いがんです。

 ただし子宮頸がん初期には症状がまずありません。そして進行がんになってしまうと治療が難しいことから、症状がない時期での早期発見がとても大切だと考えられています。

「未婚率」や「初産年齢」が上昇

 平成の30年間で、女性の社会進出が一気に進みました。価値観も多様化し、結婚して子どもを産み育てること以外の人生を選択する人が増えてきました。年齢(5歳階級)別未婚率を見てみると※グラフ3、平成が始まってすぐの1990年の30~34歳の女性の未婚率は13・9%、35~39歳は7.5%でしたが、2015年は30~34歳が34・6%、35~39歳が23・9%と、結婚をしていない女性の割合は大幅に増えました。

 晩婚化などの理由から、第一子の出産平均年齢は、1990年は27・0歳でしたが、2016年には30・7歳(厚労省人口動態調査確定数出生より)と、子どもを産む年齢もこの30年でどんどん高齢化しています。

がん化してから見つかる恐ろしさ

 初めて産婦人科を受診するきっかけが結婚や妊娠であることは多いでしょう。晩婚化や第一子出産年齢の高齢化が進むと、産婦人科を初めて受診する年齢も高齢化することになります。

 ところが、性交渉年齢に関しては日本性教育協会の調査によると、平成が始まる少し前の1987年の女子大学生の性交の経験率は2割台でしたが、2011年は4割台となっています。女子高校生に関しても、1987年は1割程度だったのに対し、2011年は2割を超えています。

 もし10代で性交渉があってHPVに感染していると、20代には子宮頸部異形成が発生している可能性があります。運が悪ければ20代のうちに子宮頸がんが発生してしまうかもしれません。

予防

 現在の日本で子宮頸がん死亡率低下の効果を認め行われている一般的な検診が、子宮頸がん検診です。

 検診では腟口から入れた綿棒や小さなブラシで子宮口をこすってとった細胞を顕微鏡でみて「正常細胞」「異形成細胞」「がん細胞」の有無を確認します。万一がんが見つかっても、初期がんであれば子宮入り口切除で治る可能性があります。

 子宮は、妊娠・出産に必要な臓器です。性行為をしたことがある20歳以上の女性は1~2年毎の定期的な子宮頸がん検診を続けて、自分の子宮の健康を守りましょう。

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協賛企業
私たちは岐阜の女性の健康を応援する「咲くやこの花プロジェクト」のパートナーです。

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主催 岐阜新聞社
後援 岐阜県、岐阜市、岐阜県医師会、岐阜市医師会、岐阜県産婦人科医会、岐阜市産婦人科医会、岐阜県看護協会、岐阜県商工会議所連合会