メディアばこ
託児所設置で働くママ応援 笑顔つなぐ福祉のわ
平成から令和へ 進化続ける介護の現場

医療法人仁寿会 老健「アルマ・マータ」など(多治見市)


 一昔前までは、福祉の現場においても、結婚や出産を機に退職する女性が跡を絶ちませんでした。「女性が一生働き続けられる職場にしたい」との強い思いから、仁寿会では10年前、介護老人保健施設(老健)「アルマ・マータ」の敷地内に託児所「ひまわり」を開設しました。

 現在は0~3歳までの20人が、遊具のある庭で遊んだり、時には施設を訪れて利用者と交流したりと、充実した時間を過ごしています。大村浩司事務局長は「開設前でも看護師は育休後の復職率が高かったのですが、介護職員はほとんどが辞めていました。託児所の開設でここ最近の介護職員の復職率は100%と、優秀な人材の確保につながっています」と胸を張ります。

 また「復職直後は時短したい」「子どもが小学1年生の時こそ夕方は家にいたい」などの希望に合わせられるよう、3歳に満たない子どもを養育する場合の時短勤務や最大6年間の遅番・早番・夜勤免除などを制度化。それぞれの事情に合わせたサポートをしています。介護職員の名口絵美子さんは「福祉の専門学校を卒業した20歳の時に就職し、27歳で1人目を出産しました。託児所がある上、子どもがいる職員も多いため復職に迷いはありませんでした。今は日勤だけで働いています。慣れた施設で大好きな介護の仕事を続けることができてうれしいです」と笑顔を見せます。