メディアばこ
介護ロボット利用者快適に 笑顔つなぐ福祉のわ
平成から令和へ 進化続ける介護の現場

社会福祉法人白寿会 特養「いぶき苑」など(垂井町)


 「腰痛は職業病」「自力で立てなくなった利用者にはおむつを使用することが多い」「休みが少ない」...。介護の現場において、これらのイメージを過去のものにしようとさまざまな工夫を凝らしている職場もあります。

 白寿会ではこれまで、立つことが難しい利用者でも、できるだけおむつを使用せず、自力で排せつできるよう職員2人がかりで排せつ介助をするなどの対応をしていましたが、2016(平成28)年度に利用者の立位保持を支える移乗サポートロボットを導入してからは大きく変わりました。

 介護職員の水間真理さんは「ロボットの導入で、1人で排せつ介助ができるようになり、職員がそろうまで利用者に待っていていただく時間がなくなりました。また導入前は利用者を支える際、足の力が抜けて倒れてしまわないかとドキドキしながら介助していたので、精神的に楽になった点も大きいです。もちろん、腰痛も減り肉体的にも楽になりました」と利点を話します。80代の男性利用者も「職員を2人も呼ぶことに申し訳ない気持ちが大きく、トイレに行きにくかったのですが、呼びやすくなりました。ロボットに乗ることを怖がる方もいるようですが、私は怖くありません」と笑顔を見せます。

 また白寿会では117日ある年間公休日に加えリフレッシュ休暇(連続3日)や誕生月のアニバーサリー休暇(1日)などを設け、有給休暇も取得しやすいように配慮。働きやすい職場づくりに力を入れています。また、地域の人を対象に認知症について知ってもらう講座を定期的に開くなど、地域貢献にも力を入れています。