メディアばこ
選択制レクで生きがい探し 笑顔つなぐ福祉のわ
平成から令和へ 進化続ける介護の現場

社会福祉法人桜友会 デイサービスセンターほほえみ(関市)

 1997(平成9)年にオープンした関市のデイサービスセンターほほえみ。最初の頃のレクは、チーム対抗で行う集団レクが大半でした。集団レクの場合、利用者の介護度によって、レクの内容が難しすぎたり簡単すぎたりすることから、3年前からは利用者がレクの内容を選ぶシステムに切り替えました。

 利用者は、個別レクと呼んでいる習字や折り紙、ネイルアート、将棋、麻雀、スポーツ(散歩)などの日替わりメニューとカラオケ、介護度の高い人でも楽しめるミニレクの中からやりたいことを選びます。職員は利用者に好きなことをしてもらうだけでなく、やりたいこと、やれることを増やし、新たな生きがいを見つけてもらえるよう、レク後のフィードバックの時間を活用したりしながら、さまざまな働き掛けを行います。他の利用者との会話も楽しみながら習字をしていた80代の女性は「習字をしたのは数十年ぶり。難しいけれども楽しいですね。自分がやりたいと思って選んだことができて楽しい」と充実感をにじませます。

 職員の勝野あゆみさんは「戦前生まれの方は、勝敗をはっきりさせる集団レクを好む方が多いのですが、団塊の世代の方は個別レクを好む方が多いです。年代によっても好みは分かれるので、今はちょうど変え時だと感じています。利用者からのアンケートも参考にしながら、これからもより良い形を探っていきたいです」と話しています。