メディアばこ
「歩く」に絞った短時間リハビリ 笑顔つなぐ福祉のわ
平成から令和へ 進化続ける介護の現場

医療法人清光会 巣南リハビリセンター(瑞穂市)

 入浴や食事と、リハビリやレクがセットになっていることが一般的な通所施設。介護度の低い方の中には「リハビリは受けたいけれど、食事や入浴は自分でできるため通所施設には行きづらい」と考える方もいます。そんな方たちの力になろうと清光会は、2016(平成28)年に開設した巣南リハビリセンター内のトータルケアセンター巣南で、強化したい部分のみを重点的にリハビリできる短時間の特化型プログラムの提供を始めました。

開設前、瑞穂市や本巣市のケアマネジャーにアンケートを取ったところ、「一日でも長く、自分の足で歩き続けられるようなリハビリを」「認知症の症状悪化をできる限り抑えられれば」との声が多く寄せられたことから、脚力向上に焦点を絞った「歩けるデイケア」と、認知症の予防と進行防止を図る「脳活性化デイケア」を考案しました。

 歩けるデイケアでは午前中、棒やマットを使ったトレーニングやストレッチなどを集団で行います。週2回通っている80代の女性利用者は「右足を手術し、そのせいか左足のむくみがひどいので3年前から通っています。おかげで何とか足の状態をキープできています。一緒に通っている方とお話しできるのも楽しいですね」と話します。脳活性化デイケアは、午後の3時間を使って、新聞を読みながら過去の思い出を語ったり、「学習療法」の教材を使用して計算や音読をしたりして過ごしています。

 このように通所施設は、ライフスタイルとニーズに合わせたサービスを提供する場へと進化を続けています。