メディアばこ
"職場愛"がやる気の源 笑顔つなぐ福祉のわ
介護職員クローズアップ やりがい聞いてみました

子育てと仕事を両立 髙井美波さん(特別養護老人ホームリバーサイド笠松園・笠松町)

 -介護職員になったきっかけは。

 小学生の時、夏休みの自由研究で近くのデイサービスに行き、「福祉の仕事っていいな」と思ったのが最初のきっかけです。高校生の時、ボランティア活動時に障がい児と関わったことで気持ちが強まり、中部学院大短期大学部社会福祉学科に進みました。高齢者福祉と障がい者福祉、どちらに進もうか迷いましたが、高齢化社会を迎えて介護需要が高まっていることから、多くの人の役に立ちたいと思い今の施設に就職しました。

 -やりがいや大変だったことは。

 入職後しばらくは理想と現実のギャップに悩みました。一人の利用者のケアをしている最中に他の利用者に呼ばれた時などはなかなかうまくこなせなかったですね。一人暮らしも初めてだったので両立も難しく「辞めたい」とばかり思っていましたが、三輪浩子施設長に声を掛けてもらったり、先輩職員にアドバイスをもらったりしたおかげで続けることができました。

 3年目に、夜勤中に利用者の看取りをしました。施設に駆け付けた家族の方に「ここで最期を迎えられて良かった」と言っていただき、日々の仕事を認めてもらえたような気持ちになりました。それが仕事のやりがいを再認識する機会となり、それ以降は辞めたいと思わなくなりました。

 職員にきつい言葉をかける利用者は、残念ながらゼロではありません。大抵の場合、他の職員も同様に悩んでいるので、情報共有したり、複数で対応するようにしたりと、チームワークを大切にしています。

 -仕事と子育ての両立は。

 現在、小学3年と年長の子どもがいます。実は上の子を出産し育休を取った後、保育園が決まらなかったため一度退職をしました。長男の世話を義母に頼み、自宅近くの別の福祉施設でパートをしようと思っていたタイミングで保育園が決まり、リバーサイド笠松園に戻ってきました。

 2人目の育休後しばらくは夜勤を免除してもらい、早番と日勤のみで働いていましたが、夫や義母の協力を得ながら現在は夜勤もしています。

 -今後の目標は。

 今は後輩職員の育成もしています。働く上で、職員間のコミュニケーションが一番大切だと考えています。三輪施設長は、たくさんの声掛けをしながら私を育ててくださったので私も後輩職員にそのように接し、一緒により良い介護を追求していきたいですね。

 また、災害時に高齢者や障害者のケアを担う「県災害派遣福祉チーム(岐阜DCAT)」の隊員にもなっており、外部の研修に行く機会も多いです。研修で学んだことは職場で共有し、もしもの時にも備えていきたいですね。