メディアばこ
先輩の真剣な姿、見本に 笑顔つなぐ福祉のわ
やりがい聞いてみました

今春、介護福祉士を取得 服部愛生さん(特別養護老人ホームいぶき苑・垂井町)

服部愛生さん.JPG  -介護職員になったきっかけは。

 中学生の頃、保育の仕事に興味があったので、高校は総合学科生活福祉系列のコースに進み、保育と福祉の勉強をしました。保育園へ実習に行った際、子どもが好きなだけでは勤まる仕事ではないと感じ、他の道を考えるようになりました。

 そんな時、母親に「いぶき苑で介護職員として働いてみたら」と勧められました。それまでは正直、介護の道に進もうと思ったことはなかったのですが、いぶき苑は、休みが多くて働きやすいという評判を耳にしていましたし、授業で介護の勉強もしていたので、学んだことが生かせる職場なのではと考え就職することにしました。

 -働き始めて間もない頃の思い出は。

先輩はみな、とても真剣に介護の仕事に向き合っていて、その姿に最初は圧倒されました。おむつ交換は、始めは「やりたくない」という思いでいましたが、衛生面に配慮した方法を教えてもらえましたし、とにかく全ての仕事に真剣に取り組む先輩方の姿を見ているうちに、「しっかりとやらないと」と思えるようになりました。

 いぶき苑では、先輩職員がお世話役のような形で新人職員を1対1で指導する「プリセプター制度」を導入していて、先輩から半年間に渡って介護技術や社会人としてのマナー等をみっちりと教えてもらえたのも良い思い出です。辞めたいと思ったことは何度もありますが、先輩や同期に支えてもらううちに、いつの間にか介護の仕事が大好きになりました。

 -心掛けていることは。

 笑顔で、同じ目線で接することはもちろんのこと、きれいな歩き方や言葉遣いを保つように心掛けています。笑顔で話し掛けるうちに、利用者が次第に穏やかな表情になっていくのを感じ取れたときはうれしいですね。

 逆に私たちが焦っていたりすると、利用者に伝わってしまい、不安を与えてしまうことになります。意思疎通が難しい方であっても、表情や手を握り返してくれる力の強弱などから、私たち介護職員を気に掛けてくださっていることはいつも感じています。穏やかな気持ちで過ごしてもらえるよう、忙しい時であっても髪の毛が乱れていれば直したり、歩く際にあごが出ていないかを意識的に気を付けたりしています。

 -最近取り組んでいることは。

 この春、介護福祉士の国家資格を取得できました。介護の問いは、資格の勉強を始めて間もない頃からスイスイ解けていました。新人の頃、先輩に時に厳しくもしっかりと指導してもらったおかげで自然と力が付いていたのだと実感でき、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。看護や栄養などの問いについては、看護師や栄養士のところへ教材を持って行き、指導してもらうことで理解を深めました。

 4月からは私がプリセプターの先輩役として、新人職員の指導に当たっています。高校の福祉科で介護福祉士の資格を取った新人の担当なので、私の新人の頃と比べると多くのことができていますが、社会人としては1年生です。既にある程度はひとり立ちしていますが、先輩が私を見てくれたように、メリハリを付けてしっかりと寄り添っていきたいです。