メディアばこ
「楽しさ」が働く原動力 笑顔つなぐ福祉のわ
やりがい聞いてみました

夫婦そろって介護職員 小原未希さん(山県グリーンポート・山県市)介護職員クローズアップ.jpg

 -介護職員になったきっかけは。

 高校を卒業して5年ほどは自動車部品を作る仕事をしていました。リーマン・ショックの影響で仕事がなくなり、次の仕事を探していたところ介護の仕事を見つけました。働きながらヘルパー2級(現在の介護職員初任者研修)を取れる点にひかれ、介護老人保健施設「山県グリーンポート」で働くことにしました。友達には「介護の仕事を選ぶとは思わなかった」と驚かれましたが、親は「もしもの時に心強い」と喜んでくれました。

 初めての世界に不安もありましたが、働き始めてみると楽しいことばかりでした。一般的におむつ交換や入浴介助は抵抗を感じる方もいるようですが、私は最初からありませんでした。しばらくは入所の担当をし、育休後しばらくしてからデイケアの担当になりました。

 -入所とデイケアの業務の違いは。

 デイケアは自宅から通う方ばかりで、介助量の少ない方もいます。利用者はスタッフの動きをよく見ているので、独特の緊張感があります。利用者は午前中に来て夕方には帰るので、入浴や食事の介助、リハビリを兼ねたレクリエーションなどをしているとあっという間に一日が過ぎてしまいます。

 入所の方は、身体介助を必要としている方が多いです。一日中、施設で過ごしているので比較的ゆったりした空気が流れているように感じます。両方ともにやりがいがあり、どちらの仕事も大好きです。

 -やりがいや大変なことは。

 普段あまり感情を出さない方を送迎したとき、家族から「デイケアは楽しいと、うちで話していましたよ」と言われたときはうれしかったですね。また、通い始めた頃は入浴介助用の浴槽にしか入れなかった方が自宅のお風呂に入れるようになったり、車いすを必要としていた方が杖をついて歩けるようになったりと、利用者の身体の状態がどんどん良くなっていくのを見られるのもうれしいです。本人の頑張りと、それを支えるリハビリ職員の力が大きいのはもちろんですが、介護職員としてもやりがいを感じます。

 大変なことは思いつかないくらい仕事が楽しいです。これまでに辞めたいと思ったことは一度もありません。

 -今後の目標は。

 難しい顔をしていると利用者に不安を与えてしまいかねないので、職場では常に笑顔でいると決めています。これからも笑顔で業務に励んでいきたいです。

 職場には、介護職員の知識と技能のレベルを認定する「キャリア段位制度」を活用した教育体制があるので、より良い段位が取れるように介護スキルを高めていきたいです。介護福祉士の資格は2年前に取ったので次はケアマネジャーの資格にも挑戦したいです。