メディアばこ
利用者の笑顔に幸せ感 笑顔つなぐ福祉のわ
やりがい聞いてみました

やりがい織戸さん2.jpg高校を卒業して7カ月
織戸舜也さん(地域密着型総合施設りんどう・神戸町)

 -介護職員になったきっかけは。

 小学6年生の時、近くに住んでいた祖父が、介護が必要な状態になりました。祖父が家での介護を希望したため、ホームヘルパーに来てもらっていたのですが、私はただ見ていることしかできませんでした。悔しさから、「将来は絶対に介護士になる」と決意し、高校は福祉保育コースに進み、今年3月に卒業して就職しました。

 りんどうに決めた理由は、見学に来た際、他の施設よりも職員と利用者が笑って過ごせているという印象を持ったからです。働き始めて半年が経ちましたが、そのイメージは当時のままで、楽しく働けています。

 -福祉を学んでいた高校時代の思い出は。

 在学中に介護職員初任者研修を受けましたし、1日ずつでしたが通所施設と特別養護老人ホーム(特養)へ実習にも行きました。特養では着脱介助も経験させていただきました。

 高校の授業で「利用者に声掛けをして許可をもらってから介助しましょう」と教わったので、実習の際に実践してみたのですが、介護度が高い寝たきりの方の担当だったため、うまくコミュニケーションを取ることができませんでした。

 教科書に書いてあることと現実との差に戸惑いましたが、高校生のうちに実際の介護現場を経験したことで、就職後の戸惑いを減らせたのではと今では思っています。実習に行かないという選択肢もありましたが、行って良かったですし貴重な経験になりました。

 -現在の仕事内容は。

 りんどうは、特養と小規模多機能型居宅介護とグループホームからなる総合施設で、私は特養を担当しています。

 入職後は5カ月ほどかけて、先輩職員から介護技術を学びました。いろんな先輩から「介護する上では基本が一番大事。ただ、人によって教え方もやり方も異なるので、基本を踏まえた上で、自分に合ったやり方を見つけていきましょう」と声を掛けてもらい、安心して技術を身に付けることができました。もう独り立ちできたので、入浴介助も食事介助も一人でこなしますし、夜勤にも入っています。

 -やりがいや大変なことは。

 利用者の笑顔を見ることができたときが一番うれしいです。何回見ても幸せな気持ちと言いますか、ほわほわした気持ちになれます。笑っている顔をたくさん見られるよう、相手に寄り添ったコミュニケーションや介助を突き詰めていきたいですね。

 一方で、大変さを感じることもあります。オムツ交換中にある男性利用者に手を払われてしまうことがあるので、その時は悲しいです。ベテランの男性職員の時にはしないようです。「もうちょっとだけ。早く終わらせますね」と言いながら済ませますが、まだ技術が足りないのかなと思います。技術を高め、受け入れてもらえるようになりたいですね。

 -今後の目標は。

 3年以上介護現場で働いて、実務者研修などを修了すれば、国家資格である介護福祉士の受験資格を得ることができるので、まずは合格できるように頑張って、高い専門性を身に付けてより良い介護ができるようになりたいです。

 現場で利用者と触れ合える今の仕事が大好きなので、これからもずっと介護の仕事を頑張っていきたいですね。