メディアばこ
今と過去、尊重してケア 笑顔つなぐ福祉のわ
やりがい聞いてみました

吹奏楽が良い気分転換 古市愛菜さん(デイサービスセンターくつろぎ・大垣市)

-介護職員になったきっかけは。

 アルバイトをしていた時、くつろぎグループの経営者の方に声を掛けられたのがきっかけです。ちょうど保育士になるために学校へ行こうか、それとも他の職業を目指そうかで悩んでいた時期でした。正直、福祉の仕事にはそれまで興味はありませんでしたが、見学に行った際、リハビリ中の利用者が私に笑顔で声を掛けてくださって、「ここで頑張ってみよう」という気持ちになり、21歳の時に入職しました。

-仕事内容は。

 食事や入浴介助、リハビリを兼ねたレクリエーションの企画、自宅とデイサービス間の送迎などをしています。レクリエーションは、一部の人だけでなくみんなができて、盛り上がる内容を考えないといけないのでなかなか大変です。今はトイレットペーパーの芯をどれだけ積めるかを競うゲームを企画中で、芯に飾り付けをしているところです。楽しんでもらえるといいですね。

-やりがいや大変な点は。

 ここで働く前は、デイサービスは元気な利用者と楽しく過ごすというイメージを持っていましたが、実際はそれだけではありませんでした。食事や入浴等の介助は想像よりも難しくて奥深かったですし、認知症の方との接し方もわからず、働き始めてすぐは悩むことが多かったです。

 仕事に慣れてきた頃、先輩職員に「利用者の『今』だけでなく、生きてきた背景を踏まえて関わるようにすると良い」とアドバイスをいただきました。それからは、昔の話をそれまで以上にじっくり聞いた上で、今できることを探るようになりました。そうやってコミュニケーションを密にすることで、利用者が何かを伝えようとしてくださっている時に「こういうことが言いたいのかな」と予測できるようになってきました。思いがわかった時は「心を開いてくれたのかな」とうれしい気持ちになります。

 今でも、相手の思いがわからないままの時もあります。もっともっとしっかりとコミュニケーションをとれるようになりたいです。

-昨年、国家資格の介護福祉士を取得しました。

 より専門的なことができるようになりたいという気持ちから、介護福祉士の取得を目指すことにしました。取得のために介護福祉士実務者研修や対策講座等を受けましたが、費用は会社が負担してくださりありがたかったです。国家試験の3、4カ月前からは、仕事後、自宅で勉強をするという生活で、両立は大変でした。

 無事に合格できたので、専門知識をベースに、利用者にこれまで以上に寄り添える介護職員になりたいです。何かと忙しくて利用者となかなかゆっくりとお話できていないので、時間の使い方をこれまで以上に工夫して、思っていること、不安なことを聞き出し、介護に生かしていきたいですね。

-仕事以外の時間はどのように過ごしていますか。

 地域の吹奏楽団に所属し、現在は団長をさせていただいています。楽器はサックスです。高校生から70代までの40人ほどの団員がいるのですが、みんなでいろんな楽器、パートに分かれて一つの曲を演奏することが楽しく、良い気分転換になっています。これからも続けていきたいです。