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ロハスライフプロジェクト 2020 6月

キーワードは+10(プラス・テン)、運動習慣を身に付けよう



健康をつくることは、人生をもっと豊かにする。

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 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために出されていた緊急事態宣言は解除になりましたが、予断を許さない状況が続いています。感染症対策としての「ステイホーム」は言うまでもなく何よりも大切なことですが、運動不足に陥っている人も多いでしょう。岐阜県では、第3次ヘルスプランぎふ21において、様々な団体と連携し県民の運動習慣の定着を目指しています。2012年のぎふ清流国体をきっかけに、スポーツを通した健康づくりの大切さが強く認識されるようになりました。その4年後に県内で開かれた「全国レクリエーション大会in岐阜」を契機に、レクリエーションを通じて体・心・頭の健康を増進させ、県民の健康長寿につなげることを目指す「ミナレク運動」が生まれ、現在も続いています。今一度、身体を動かすことの大切さについて考えてみましょう。

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 普段から元気に身体を動かすことは、糖尿病などの生活習慣病やうつなどの精神疾患、高齢者の筋力低下などの予防につながっています。身体を動かすことの大切さを認識し、「毎日1時間走る」「寝る前に30分間、筋トレとストレッチをする」「ジムに通う」などの目標を立てたことがある方もいるのではないでしょうか。続けられれば、すばらしいことなのですが、毎日となるとなかなか簡単なことではありません。新型コロナウイルスの影響で、自宅の外での活動自体が難しくなっているのも事実です。運動・身体活動と健康についての研究の推進をはかっている日本運動疫学会は、新型コロナウイルス禍においても、「少しでも身体活動を増やし座位行動を減らすことが、心身の体調を整え、感染を予防する上で重要です」と、大切さを訴えています。

 運動がなかなか長続きしない方におすすめなのが、厚労省が推奨する「+10(プラス・テン)」という、今よりも10分多く身体を動かすことで、健康寿命を伸ばしていこうという取り組みです。

 どの位の強度で、どれ位の時間動くべきかは、年代や身体の状態によって異なります。18~64歳の働き盛りでは、「1日60分、元気に体を動かすこと」が目標。ウォーキングなどの運動だけでなく、家の掃除や子どもと遊ぶことなども立派な身体活動になります。生活のさまざまな場面で活動的に過ごすことが大切です。 65歳以上では、「1日40分、ゆっくりでもいいので体を動かすこと」が目標。座り過ぎを避け、人が少ない場所での散歩など、さまざまな場面で体を動かす工夫をしましょう。ラジオ体操やテレビ体操を習慣にするのも良いでしょう。

 「まずは意識して毎日10分速歩き」を目標に、家族みんなで身体を動かしてみましょう。

 

 

運動は身体にいいの カット.jpg

 運動を続けていると筋肉が増え、血糖値を下げるインスリンが効きやすくなり、肥満になりにくい体質に変わっていきます。長期的には体重の適正化や生活習慣病のリスク軽減に役立ち、骨の強度や筋量を維持し、筋力を向上させ、バランス能力や柔軟性、持久力を向上させる効果もあります。 高齢者にとっては、バランス能力を改善し、転倒やけがを防ぐことにつながります。うつ病や認知機能低下のリスクを軽減する効果もあり、認知症の発症を遅らせることにもつながります。

 岐阜県レクリエーション協会の松岡邦明さんは「普段の生活の中での移動をウォーキングに変える。例えば自宅から最寄り駅まで、近所のスーパーまで等、まずは、短い距離から歩くことからはじめて、日常に取り入れて欲しい」と、日常生活の中に運動を取り入れる工夫について話しています。ぜひ、家の中やその周辺で、人と人との距離を充分にとるという「新しい生活様式」を取り入れた上で続けてくださいね。

 

県レクリエーション協会おすすめ 職場や家庭で手軽にできる+10

 県レクリエーション協会がおすすめしているのが「ミナモ体操~脳トレバージョン」。2016年の全国レクリエーション大会in岐阜を契機に生まれたもので、協会の講習会や会議などの冒頭や休憩時間などに取り組むこともあるといいます。

 簡単そうに見えても、なかなか難しく、できない自分に対して「イラッ」としてしまうかもしれません。同協会の松岡邦明さんは「できそうでできないというイライラも、脳にとっては良いことです。うまくできたらすっきり、できなくても『次は頑張る』と思って、日常のいろいろな場面に取り入れてくださいね」とエールを送っています。世代による差が少ないため、三世代で、ゲーム感覚で取り組むこともできます。

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県レクリエーション協会が進める「ミナレク運動」とは・・・

 

 

減塩の日 カット.jpg

 「減塩の日」とは、2017年に日本高血圧学会によって制定されたものです(毎月17日)。

 全国の高血圧患者は、継続的な治療を受けている人で1,010万人(2014年の厚生労働省

調査による)、未治療の人も含めると約4,300万人いると推定されています。高血圧の治療においては食塩制限「減塩」が欠かせません。日本高血圧学会では1日6g未満を推奨しています。

また、減塩は正常な血圧の人にとっても高血圧予防のための意義が大きいと考えられます。大人になってからの高血圧や循環器病を防ぐためには、幼少期から減塩に取り組むことが望まれます。

 

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 先月中ごろ新型コロナウイルスの感染者のうち、肥満の人ほど重症化するリスクが高い傾向にあると報道されました。英国のジョンソン首相は、自らの肥満体質が重篤な症状に陥った一因と受け止め、国民の肥満対策を強化するとも伝えられています。

 英国は、3人に1人がBMIで30を超す有数の「肥満大国」。4月に入院したジョンソン氏も当時、体重が110キロを超え、BMIは35以上だったそう。

 感染リスクの高い電車やバスの利用が減り、マイカー通勤が増え、日常での歩く機会が減った今、肥満防止のためにも、通勤や通学で自転車を利用するなど、適度な運動と栄養バランスのすぐれた食生活でコロナ社会での肥満を防ぎましょう。

 

BMI(Body Mass Index)とは?

体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。
成人ではBMIが国際的な指標として用いられています。健康を維持するためは日頃からBMIを把握することが重要です。
(幼児にはカウプ指数、学童にはローレル指数が用いられます)

 

計算式

●BMI=体重kg÷(身長m)2
●適正体重=(身長m)2×22
たとえば、身長170cm 体重75kgの人のBMIは「75kg÷(1.70m)2=25.95」になります。
(BMIの計算式は世界共通だが、肥満の判定基準は国により異なる)

 

日本肥満学会の判定基準

18.5未満 ⇒ 低体重(瘦せ型)
8.5~25未満 ⇒ 普通体重
25〜30未満 ⇒ 肥満(1度)
30〜35未満 ⇒ 肥満(2度)
35〜40未満 ⇒ 肥満(3度)
40以上 ⇒ 肥満(4度)

 

 

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