メディアばこ
職場のストレス減目指す 笑顔つなぐ福祉のわ
やりがい聞いてみました

介護用リフトの使用法を指導 藤墳靖芳さん(特別養護老人ホームいぶき苑・垂井町)

sss福祉のわ・藤墳さん.jpg-介護職員になったきっかけは。
 祖父母と同居をしていたので、介護が必要になったときに力になりたいと考え、高校卒業後にサンビレッジ国際医療福祉専門学校の介護福祉学科に入学しました。

 学生時代から実習で福祉施設に行く機会が多かったですし、介護職員を志す仲間ばかりでしたので、私も自然と目指すようになりました。卒業するタイミングで、介護福祉士の国家資格を取ることができました。

 入職してしばらくは、学校で学んだことと現実との違いに戸惑うこともありました。例えば、利用者と目線を合わせて話すように学んだのですが、目線が合いづらい方も中にはいます。いぶき苑では、利用者が就寝中にベッドから落ちそうになった時などにタブレットに通知がくる「シルエット見守りセンサー」を活用しているのですが、学校ではセンサーについては習わなかったのでギャップを感じました。


 -やりがいは。
 精神面の状態や体調が優れず、不安定だった利用者が落ち着きを取り戻した時や無事に元気になった時は何よりもうれしいです。利用者が急変してしまった時に迅速に適切な対応ができたときもやりがいを感じます。

 -大変なことは。
 利用者に、「家に帰りたい」とつらい表情で訴えられると、対応に悩みますね。話をしっかり聞き、受け止めることで、落ち着きを取り戻してもらっています。

 また、介護職員の職業病と言われる腰痛には悩みました。いぶき苑では、4年前に移乗介助をサポートするロボットを導入しましたし、厚手の布を使って利用者をリフトで支えながら移動させる介護用リフトを今年5月から使い始めたことで随分楽になりました。他の職員にリフトの使い方の指導する担当もしています。安全のため、使用方法を確認するテストで満点を取れるまでは利用者への使用はさせません。早く多くの職員に使い方をマスターしてもらい、腰痛予防につなげてもらいたいですね。

 -今後の目標は。
 現在、ユニットリーダーをしているのですが、ストレスの少ない職場づくりが一番の目標です。介護ロボットやリフトの導入は、体の負担軽減はもちろんストレス軽減のためでもあります。

 現在担当しているユニットは、年齢が近い職員が多く、いろんなことを言いやすい雰囲気で働きやすいです。異動になっても、この良好な関係を続けていきたいですね。

 -職場の自慢できる点は。
 今春から、1日10時間勤務を選択することが可能になりました。労働時間が長い分、休みが増え、年間で165日休めるようになりました。10時間勤務にしたことで、朝早く出勤した日は、朝昼晩の食事に立ち合え、利用者の食事量や体調を把握しやすくなりました。残業も格段に減りました。休みの日数が増えたことで、身体をゆっくり休めることもできています。

 また通常、宿直は主にパートの方が担っているのですが、業務に差し支えがなければ、介護職員もさせてもらえるようになりました。10時間勤務で休日が多くなったことから希望して入っています。介護業務を行うことはないため宿直の時間はゆっくりとした時を過ごすことができ、働きやすさにつながっています。