メディアばこ
「楽しかった」の声、励みに 笑顔つなぐ福祉のわ
やりがい聞いてみました

他業種から転職して管理者に 市村亜紀さん(ハートデイサービス鷺山・岐阜市)

sss福祉のわ・市村さん.jpg -介護職員になったきっかけは。

 21、19、14歳の子どもがいて、ヤクルトレディを7年間していました。高校を卒業してすぐから結婚するまではバスガイドをしていましたが、高齢者と接することが子どもの頃から好きでしたので、高校は福祉科を卒業しています。ヤクルトで働いていた時、高齢のお客さんと触れ合うことが多かったことから福祉の仕事をしたいという気持ちが蘇ってきて、3人目の子どもが3歳の時に今の職場に転職しました。

 -仕事内容は。

 最初は3時間のパートから始め、徐々に勤務時間を延ばしていき、4年前に正職員になりました。高校で福祉関係の科目を履修していたことから国家資格の介護福祉士は入職2年目に取ることができました。

 現在は管理者と生活相談員をしています。管理者という立場ですが、入浴介助や送迎、レクリエーションなどで利用者としっかりと関わらないと利用者の状態を正しく把握できないとの考えから、介護の業務は今でも重要視しています。介護をしていることで、利用者の家族やケアマネジャーと情報共有をしやすいという利点もあります。

 -やりがいは。

 利用者と接することが本当に楽しいですし、利用者が帰るときに「今日も楽しかった」と笑顔を見せてくれると、一日の疲れが吹き飛びます。私にとって利用者は、毎日会うことができる特別な存在です。この年齢になると、親友ですら年に数回しか会えませんしね。初めの頃はあまり話さなかった利用者が気軽に話し掛けてくれるようなってくるとうれしいです。

 またデイサービスは、チームで仕事するという感覚が強く、クリスマス会などに職員みんなで寸劇をしたり、画用紙や折り紙で季節ごとの飾りを作ったりするのも楽しいです。

 -つらいことは。

 こちらのミスで利用者に迷惑を掛けてしまったときは落ち込みます。利用者が病気になったり亡くなったりした話を聞いたときもとてもつらいです。ただ、仕事内容そのもので嫌だと感じることはありません。

 -今後の目標は。

 管理者という立場上、月末などは帰りが遅くなってしまうこともありますが、家族は「本当に楽しそう。大好きな仕事をしているんだね」と理解をしてくれています。これからも大好きな介護の仕事に携わり、笑いの絶えないデイサービスであり続けられるよう頑張っていきます。

 -職場の自慢できる点は。

 同じ敷地内に「はあと温熱ハウス」という酵素風呂の施設があることが縁で、3年前にデイサービスにも足湯を作りました。酵素風呂の足湯があるデイサービスは珍しいと思います。新型コロナウイルスの影響でしばらく足湯を休んでいたため、その間に木枠を作るなどリニューアルをし、「3密」に気を付けながら7月に再開させました。

 当施設では自然発酵の米ぬかを使っています。「10分間入るだけで体が夜になってもほかほかした状態が続く」などと気に入ってくださっている利用者も大勢います。利用者の足にぬかをかけるために私も多少は入るのですが、本当に汗だくになります。ただ、足湯の時間は、利用者とゆっくりと話せる貴重な時間になっています。