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くつろげる環境を創出 笑顔つなぐ福祉のわ



別の施設で働き、再びまごころへ 栗田直見さん(デイサービスまごころ弐番館・岐阜市)

福祉のわWEBaaa.jpg-介護職員になったきっかけは。

 小学生の時、同居の祖母が寝たきりになってしまいましたが何もできず、後悔が残りました。悔しさから、大学は社会福祉学科に進学し、社会福祉士の資格を取得しました。

 卒業後は、特別養護老人ホームに介護職員として就職しました。結婚を機に退職し、現在中学3年生の長男が小学校に入って落ち着いた頃にデイサービスまごころでのパートを始めました。

 実は一度、まごころを退職しています。3年ほど働き、国家資格の介護福祉士を取得した位の時期だったのですが、夫が転職をすることになり、収入面の不安から正職員として別の施設で働くことにしました。そこで3年半働きましたが、今年9月の弐番館のオープンに合わせ、正職員として戻ってきました。

-まごころで再び働こうと思った理由は。

 まごころの五島久雄社長はいつも「利用者が『楽しかった』と思って帰ってくれれば一日が大成功」と言っています。「自宅で過ごせるのが一番のこと。しかし家族の都合やリハビリなどのためにデイサービスを利用されている。ここで過ごす時間内に少しでも楽しいと思え、体の痛みを忘れてくれたならそれでいい」という思いからの言葉だそうです。私も共感していて、前の施設にいたときもこの思いを心の支えにしていました。

 楽しめる施設を作るには、安全・安心できる環境、良好な人間関係が不可欠です。五島社長のフォローもあって、まごころはそれがそろっていますが、前の施設では職員同士の人間関係の悩みが多く、利用者に目が行きにくくなってしまっていました。まごころの良さを再認識し、戻ってくることに決めました。

-やりがいは。

 利用者と人間関係を築くことが楽しいです。話し掛けづらい方、反応の少ない方でもそれを特長と捉え、いろいろな声掛けをしていく中で、信頼してもらえるようになるとうれしいですね。

 また、利用者が良くなっていく姿を見られることもうれしいです。1カ月前、退院直後でほぼ寝たきりだった方が今では一人で座れるように、言葉もはっきりと話せるようになりました。家族も喜んでくれています。

-今後の目標は。

 五島社長の考えを実現させていくということに尽きます。さまざまな場面で、利用者に無理強いすることなく、自宅のようにくつろげる環境を整えることが、楽しめる施設づくりにつながっていくと思います。コミュニケーションをしっかり取って、思いを尊重していきたいですね。

-職場の自慢できる点は。

 まごころと弐番館の職員は、「心通う介護」をモットーに、利用者とのコミュニケーションを大切にしています。五島社長も含めて職員みんながフラットな関係で仲が良く、他のことに気を取られずに利用者に目を向けることができていることが自慢できる点だと思います。他の施設で働いたことで、まごころの魅力を改めて感じることができて良かったです。