岐阜新聞Web

  • 美濃
  • 飛騨
  • 美濃
  • 飛騨


メディアばこ

心身ともに健康的に 笑顔つなぐ福祉のわ

転職で介護職員になった方からメッセージ



 以前は全く違う業種で働いていたものの縁あって介護施設に就職した人は多数います。今回は「○○から介護職員に転身」をテーマに、転職後に介護職員になった方に、仕事の魅力や新たに介護職を目指す人へのメッセージをうかがいました。

前職はデザイン関係(林高義さん・特別養護老人ホーム燦燦・岐阜市)

 2年半前から、特別養護老人ホーム「燦燦」で介護職員として働いています。それまでは15年以上にわたり、専門学校で学んだCGのスキルを生かし、デザインの仕事をしていました。最初は名古屋の会社に勤めていたのですが、リーマン・ショックの影響で会社がなくなってしまい、その後は岐阜市の実家に戻ってフリーランスとして働いていました。

 フリーランスは、全てを自分で決めながら仕事を進めていくため、やりやすく感じる面もありましたが、昼夜のメリハリもなく作業に追われるうちに、行き詰まりを感じるようになっていきました。再びデザイン関係の会社に入るという選択肢もありましたが、東京五輪後に不景気が来るのではと言われていた時期でしたので、二度とリーマン・ショックの時のつらい思いをしたくないと思い、安定した職種への転職を考えるようになりました。そして未経験からでも始められる点にひかれ、介護職を選びました。

 ハローワークで介護職員初任者研修を受けた後、自宅から比較的近かった燦燦に就職しました。39歳の時でしたので、上司は自分より年下でした。気を使わせてしまった面はあったかと思いますが、自分としては「とりあえずやろう」という気持ちでいっぱいだったので特に気になりませんでした。

 介護職に対して、大変だと思うことはありますが、困ったときはいつでも周りに相談できるため心強く感じています。これまでに辞めたいと思ったことはありません。現在の目標は、介護福祉士の国家資格を取得することで、来年の試験に向けて準備を進めています。

 また、燦燦では残業がほとんどなく、生活にメリハリが持てるため、今でも仕事後や休日にはデザインのお手伝いをすることがあります。他にも、これまでに培ったスキルを生かし、施設の広報誌の作成を任せられることもあります。

 単純に比較はできませんが、日々体を動かしながら利用者や同僚と関わるという今の生活は、以前よりも心身ともに健康的で、充実感でいっぱいです。介護の仕事を始めて本当に良かったと感じています。