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メディアばこ

これまでの経験、力に 笑顔つなぐ福祉のわ

転職で介護職員になった方からメッセージ



 以前は全く違う業種で働いていたものの縁あって介護施設に就職した人は多数います。今回は「○○から介護職員に転身」をテーマに、転職後に介護職員になった方に、仕事の魅力や新たに介護職を目指す人へのメッセージをうかがいました。

前職はホテルマン(勝野文仁さん・西美濃さくら苑・池田町)

西美濃さくら苑勝野さん.jpg 30代半ばで介護の道に入り、介護老人保健施設「西美濃さくら苑」では3年半前から働いています。介護職に就く前の10年間はホテルで、その前は陸上自衛隊で働いていました。

 高校時代は美術系の大学への進学を目指していましたが合格できず、浪人か就職かで悩み、結局、陸上自衛隊に進みました。4年間働いた後、地元(揖斐郡池田町)に帰ることにして、大垣市や岐阜市のホテルで働きました。だんだんと体力的につらくなってきたため、転職を考えるようになりました。

 そして人と人とのふれあいという面で近く感じたため、本巣市の福祉施設に就職しました。いざ働いてみると、排せつや嘔吐時の対応などの際は特に戸惑いましたがやっていくうちに慣れ、介護福祉士を取り、ケアマネジャーに受かったタイミングで、西美濃さくら苑に転職しました。

 西美濃さくら苑は、祖母が生前、通所やショートで利用しており、しっかりとしたケアをするイメージを持っていましたが、働いてみると思っていた以上に良い施設でした。特に、教育に力を入れている点が気に入っています。介護福祉士を持っていても、常に新しい目標を立て、それに対して手厚くフォローしてもらえます。私も介護老人保健施設が集まる大会で発表をさせていただいたり、接遇について他の職員と一緒にじっくり考える機会を与えられたりと、多くの経験をさせてもらっています。これからもここで頑張っていきたいですね。

 働いていて、これまでの経験が生きていると思うことは多々あります。介護職を始めて間もない頃、利用者とどう関わったらよいかがわからず悩みましたが、一緒に塗り絵や工作をするうちにコツをつかめてきました。美術関係が得意で良かったです。自衛隊で包帯の巻き方や防疫などを学べたことは、プラスになっています。そしてホテルで身に付けた、表情や少しの会話で相手の考えていることを読み取るというスキルも今につながっています。介護の仕事を考えている方には「あらゆる経験が、力になりますよ」と伝えたいですね。