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笑顔つなぐ福祉のわ

介護福祉士取得へ学び直し 笑顔つなぐ福祉のわ

サンビレッジ国際医療福祉専門学校が支援



 昨今のコロナ禍において、仕事を失ったり、収入が減ったりする人が増える中、安定した求人がある介護職に注目が集まっています。働きながら国家資格「介護福祉士」を目指せることも魅力の一つですが、全くの未経験から始めることに戸惑いを感じ、一歩踏み出せずにいる人は多いでしょう。その点、専門学校等で学び、介護福祉士資格を取ってから就職すれば、高い専門性を元に根拠のあるケアができます。また、資格手当をもらえる場合も多いです。

 揖斐郡池田町のサンビレッジ国際医療福祉専門学校(通称サンビ校)の介護福祉学科では、10代から60代まで、幅広い年代の方が学んでいます。公的職業訓練の実施機関になっているため、求職中などの条件を満たせば公費で通うことが可能です。さらには県内在住で所得などの条件を満たしているひとり親であれば、毎月最大14万円の給付を受けながら学べます(詳しくはサンビ校までお問い合わせください)。


今春入学した子育中の2人にインタビュー

40代女性
 長年、子育てに専念していましたが、そろそろ働いて自立したいとの思いから公的機関へ相談に行ったところ、資格を取った方が良いとのアドバイスとともに介護を勧められました。全くの未経験でしたので、いきなり就職ではなく自宅から近いサンビ校で学ぶことを決めました。若い方や留学生と学ぶことに戸惑いはありましたが1週間ほどで慣れ、今では年齢や国籍に関係なく一緒に頑張る仲間になっています。

 学校で学ぶ中で、介護する側はこんなにもいろいろなことを気にかけて利用者と向き合っているんだ、ということを知りました。介護以外のことを学ぶこともあり、オペレッタの授業があることには驚きました。新鮮な発見ばかりでとても充実しています。

【学び直しを考えている方に向けてのメッセージ】
 これからの人生で何かをやり遂げたいという思いがあるなら、入った方がいいと思います。年齢や経歴は関係ありません。また、サンビ校で学んだ相手を尊重する考え方は、子どもの教育にも早速役立っていると思います。


30代女性
 10年ほど前にグループホームで働いたことがありますが、その後は販売の仕事をしていました。販売の仕事はせっかく就職しても閉店してしまい、また次を探すという繰り返しでした。

 出産を経て、再び働きたいと思って求人を見てみると、介護が一番多かったのと、安定した仕事をしたいという気持ちから再び介護職をすることに決めました。

 ただ、介護職から離れて何年も経っていたので、まずはしっかりと学びたいと考えました。さらには若い方と一緒に学ぶことに不安があったので、今年1月に新生会グループの「医療・福祉職をめざすあなたのための転職セミナー」に参加しました。そこで、サンビ校には幅広い年齢の学生がいることと、国の支援を受け、2年間学業に専念できることを聞き、不安を解消してから入学することができました。

 現在の生活ですが、平日は午後3時頃まで授業があり、帰宅後は子どもと向き合っています。勉強は朝にしていて、テストの前は午前3時起きでした。大変ですが慣れてきましたし、それ以上に最新の介護の方法や考え方を学べることに大きなやりがいを感じています。以前よりも「主役は利用者」という意識が強くなりました。

【学び直しを考えている方に向けてのメッセージ】
 入学前は「また学校に通うのか」という気持ちがありましたが、気にする必要はなかったです。働くことを急ぐことはなく、しっかり学んでより力強い一歩を踏み出せるようにした方が自信につながると思います。