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山水画、玉堂の屏風大作も

企画展「寿ぎの四季」
(古川美術館 名古屋市千種区)

 名古屋市千種区、古川美術館で2月12日まで、季節の感じられる日本画を並べた新春企画展「寿(ことほ)ぎの四季」が開かれている。近現代の日本画の巨匠らが折々の美を表現した41点を展示している。

 1階の展示室は、名古屋画壇の重鎮石河有?(ゆうりん)が、花と鳥の組み合わせで春夏秋冬を表した二曲一双の屏風(びょうぶ)「四季花鳥図」を中央に配置。桜・レンゲとハト、柳の枝とシラサギ、菊とキジ、雪をかぶったナンテンとオシドリが、控えめな色調ながら装飾的に描かれている。

 この屏風を取り囲むように、金の雲がたなびく横山大観の富士山をはじめ、梅の咲き誇る中でウグイスの声に耳を傾ける女性、水車の水しぶきを浴びてたたずむシラサギ、抜けるような青空と真っ赤に色づいた木々の中に立つ三重塔、白銀の雪に包まれた銀閣寺などをモチーフにした名画を展示した。

 同じ作家が春、秋と異なる季節をテーマにした作品も紹介。コイの上にそれぞれフジの花、紅葉を配置した牧進の2作品は、同じ構図ながら水の温度が違って感じられるほどの表現力だ。2階の展示室では、山水画や美人画などで四季の多様な姿を紹介。岐阜市ゆかりの川合玉堂のコーナーもあり、山の渓流と夕日が照り映える湖畔の風景を金地に墨で描写した屏風の大作がひときわ目を引く。

 同館学芸員の山内綾子さん(47)は「四季の絵が1カ所にそろうのは縁起の良いこととされている。ことしの美術館巡りを当館の四季探訪から始めてみては」と来場を呼び掛けている。

案内

 開館時間=午前10時〜午後5時。月曜日(祝・休日の場合は開館し翌日)休館。入館料=大人1000円、高大生500円、小中学生300円。交通=名古屋市営地下鉄東山線「池下」下車、徒歩3分。問い合わせ=古川美術館、電話052(763)1991。

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「四季花鳥図」など季節を感じさせる日本画が並ぶ会場=名古屋市千種区、古川美術館

「四季花鳥図」など季節を感じさせる日本画が並ぶ会場=名古屋市千種区、古川美術館

川合玉堂が秋の山や湖畔の風景を金地に墨で描いた屏風も展示されている=同

川合玉堂が秋の山や湖畔の風景を金地に墨で描いた屏風も展示されている=同

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バックナンバー

  • 企画展「寿ぎの四季」
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  • 寄贈品展「戦争を語り継ぐモノたち」
  • あいち航空ミュージアム MRJミュージアム
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  • ノリタケの森
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  • イラストレーター 安西水丸 漂う水平線 ホリゾン
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  • 「加藤金一郎と丹羽和子−絵は人生−」
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  • 「アルフォンス・ミュシャ デザインの仕事」
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