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大垣日大、真骨頂V2 2年内藤、聖地に導く一打

2018年07月26日 09:10

大垣商×大垣日大=3回裏大垣日大2死二塁、勝ち越し二塁打を放つ内藤=長良川

大垣商×大垣日大=3回裏大垣日大2死二塁、勝ち越し二塁打を放つ内藤=長良川

 「自分が決めて先輩を甲子園へ連れていく」。100回という節目の大会で、大垣日大を2年連続の夢舞台へ導いたのは2年生のバットだった。昨夏から主軸を担ってきた3番内藤圭史は、「一振りで仕留めることができてうれしかった」と、決勝点となった三回の勝ち越し二塁打を、満面の笑みで振り返った。

 準決勝同様、先制を許し、追いかける展開を強いられたが、直後に2死二塁から敵失で追い付くと、なおも二塁で内藤は第2打席に立った。

 昨夏の決勝でも5番としてスタメン出場したが、2打数無安打で無念の途中交代。「去年は先輩たちに連れていってもらった。今年こそチャンスの場面で1本打つ」と、燃えていた。

 1ストライクからの2球目、相手エースの富田蓮対策として、大垣日大打線が狙いに絞っていた外角直球を逆らわずにはじき返した打球は、右中間を切り裂いた。

 勝ち越し二塁打。準決勝は無安打に終わっており、「やっといいところで打つことができてほっとした」と、塁上で雄たけびをあげながら、右手拳を突き上げた。

 ベンチに戻ると、阪口慶三監督から「打つと信じていたよ。もう1本頼む」と笑顔で話しかけられ、「期待に応えようと思った」と内藤。第3打席は内角直球を左前打にして2安打目。中軸としての役割を全うした。

 昨夏は聖地を初戦で去る悔しい結果となったが、3安打と一人気を吐いた。2度目の甲子園での戦いへ向け、「またあの場所でやれるのはうれしい。去年以上の活躍を見せたい」ときっぱり。

 「打つイメージはできている」。歓喜の余韻が残る中、引き締まった表情で堂々と言い切る姿は、2年生ながら強豪校の中軸を任される責任感であふれていた。