高校野球ニュース2019
今後の見どころ、解説者に聞く

2019年07月23日 17:05

高校野球中継で解説する原克隆監督=大垣北

高校野球中継で解説する原克隆監督=大垣北

 雨天の影響でC、Dゾーンはまだ3回戦を行っていないが、ここからは甲子園を目指してさらに熱い戦いが予想される、高校野球新世紀を迎えた今夏の岐阜大会。優勝争いを含めた今後の展望や注目選手、見どころなどをぎふチャン高校野球中継で解説者を務める大学野球岐阜リーグの6人の指導者に聞いた。

 原克隆中部学院大監督 鍛え抜かれた大垣日大、下級生が多い中よく仕上がった県岐阜商、個の能力が高い中京、投打ともに充実の岐阜第一の4強がやはり強い。勝ち進むにつれ、ポイントの試合に投手がいかに万全の状態で臨めるかが鍵を握る。県全体が4強の底上げによってレベルが高まっているのを痛感する。個人では県岐阜商の1年生左腕野崎の切れ、投げっぷりに注目。市岐阜商の棚橋、今両投手もいい。3回戦屈指の好カード岐阜第一戦でどんな投球をするか楽しみ。

 近藤正中京学院大監督 今年はどのチームも絶対的と言えるエースが不在なので、昨年以上の混戦が予想され、今後はより打撃戦になる試合が増えるのでは。打線に力があると感じたのは大垣日大と県岐阜商。この2校の力は抜けている感じがする。そして、勝ち進めば監督の采配にも注目が集まる。大垣日大の阪口監督、県岐阜商の鍛治舎監督はじめ、中京学院大中京、岐阜第一の今年の4強は全国的にも有名な名将を擁しており、勝負どころでどのような采配をするのかも楽しみ。

 岡崎純一岐阜聖徳大コーチ 優勝争いの軸は秋、春の4強だが、どこが食い込んでくるのかが今後の見どころ。注目しているのは好左腕・富田の大垣商と、私と同学年の三輪監督が率いている長良。エース笹生はプレートを広く使って投球しており、直球には威力を感じた。目に止まった投手は県岐阜商の1年左腕・野崎。1年とは思えないほど、どんどん内角を使えていた。長良川球場で特大本塁打を放った横井を擁する付属校でもある岐阜聖徳と、母校の県岐阜商の4回戦は楽しみ。

 藤田明宏朝日大監督 大垣日大が頭一つ抜けている。どこかにミスや弱点があるのではと初戦を見ていたが、付け入る隙は見当たらない。内藤に続く2番手渡辺が出てきたのも大きい。阪口監督はもちろん2連覇している選手が勝ち方を知っている。追うのは県岐阜商含め残る3強はもちろんだが、帝京大可児に注目。ともに勝ち進めば準々決勝で当たる大垣日大の強力打線を投手陣がどう攻めるかが楽しみ。注目選手は多いが、大垣商の石原を挙げたい。長打力も足もある魅力の1番。

 小森茂岐阜協立大監督 開幕日からサヨナラ勝ちがあれば、逆転満塁本塁打も飛び出すなど、今大会は最後まで何が起こるか分からない印象。その中でも危なげなく勝ち進んでいる大垣日大と、中京学院大中京の選手層は頭一つ抜けている。特に大垣日大のエースで中軸も打つ内藤と、3番林はいい打撃をしていた。両校を含む秋、春の4強に、今大会屈指の好左腕・富田を擁する昨年準優勝の大垣商や、3回戦で岐阜第一との大一番を迎える市岐阜商が絡んでくると一層面白くなる。

 福井雅一岐阜大監督 雨が多く日程が伸び、調整が難しいだけに監督の経験値がものを言う。その意味でチーム力がある上に大垣日大阪口、県岐阜商鍛治舎、中京橋本、岐阜第一田所の岐阜の野球を変えた"四天王監督"の手腕がものを言う。中でも岐阜第一に注目。初戦を見る限り、一番乗っている。本塁打で逆転勝ちの各務原西、岐阜北はじめ関、長良など公立校も目が離せない。選手では雪辱を期す中京の不後。捕手兼投手で、親子鷹の海津明誠の主将岩橋は台風の目になるかも。