高校野球ニュース2019
剛腕・赤塚、貫いた直球勝負 全4試合登板

2019年08月21日 12:31

3回から登板し、直球で攻めのピッチングをみせた赤塚

3回から登板し、直球で攻めのピッチングをみせた赤塚

 最後まで自分の直球を信じた。中京学院大中京の剛腕赤塚健利は、3番手として三回2死一、二塁のピンチでマウンドを任された。七回に2連打を浴びて降板するまで、直球をぐいぐい投げ込む赤塚スタイルを貫徹。3回⅓を投げて3失点の結果を、「自分の技術が足りず制球の詰めが甘かった」と受け止めた。

 登板直後の打者を四球で歩かせ、満塁で星稜9番の山瀬慎之助に勝負を挑んだ。2球で追い込んだ後のボールは全て直球を選択。140キロ前後のボールをファウルで粘られると、最後は143キロを計測した6球目をセンター前にはじき返された。

 1ボール2ストライクで高めに外す狙いだった。だが、「勢いがあったが甘い高さになってしまった」一球を相手は逃してくれなかった。味方の失策も絡み、一気に3点を失った。

 直球とスライダーだけで星稜打線と向き合った。準決勝は「相手打線の対応力が高かった」と、涙をのんだが、初戦から全4試合で登板。大会を通して好救援し、自己最速に並ぶ148キロをマークするなど躍動した。

 「ストレートは全国でも十分通用する」と自信を得た赤塚。視線の先にプロ入りを見据え、今後も野球を続ける。甲子園準決勝の大舞台を終えて新たな目標ができた。