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鈴木敏明さん

JR東海名古屋運輸所主任車掌

乗客の安全と快適さ追求

鈴木敏明さん
東海道新幹線の車掌を担う鈴木敏明さん。「仕事でも趣味でも妥協しない性分です」と笑う=名古屋市中村区、JR名古屋駅

 東海道新幹線の車掌を13年前から担い、名古屋を基点に東京―新大阪間で乗務している。2日間で計6本に乗る時も。本分を「お客さまに快適に乗ってもらうために尽くす仕事」と捉えている。

 瑞浪市出身。1976年に旧国鉄に入り、貨物の入れ換えや中央線の駅員を経験。JR発足から5年後の92年に在来線の車掌となった。思い出すのは2000年の東海豪雨。担当した関西線の名古屋行き普通列車が大雨により途中で24時間立ち往生した。「今入った情報によりますと―」。運転再開のめどが立たぬ中、小まめな車内放送に努めた結果、乗客の混乱はなく、「情報を伝えることが不安を和らげる」と再認識した。

 新幹線でも笑顔やくつろげる環境づくりに心を配り、車窓から富士山が見えるポイントを知らせる。急病や忘れ物、乗り継ぎや空き席照会への対応など業務は幅広く、「不測の事態やお客さまのニーズに即座に応えたい」と気を緩めない。勤務明けに瑞浪駅に降り立ち土岐川や恵那山を見ると「ほっとする」という。

 「自分に厳しく」がモットー。乗り物の模型作りが50年来の趣味だが「いまだに完璧と思えたことがない」と笑う60歳。

(岐阜新聞 2017年11月17日掲載)