リーダーズボイス2020
株式会社相宮工務店 代表取締役 相宮貞雄氏
顧客満足を高める人の和の力

20191227124310-35fa81cd.jpg -家づくりは何から始めたらいいのでしょう。
 どんな暮らし方をしたいかということから入りたいですね。住み続けるという意識が強いでしょうから、例えば、広い空間を取りたい、良い景色を眺めていたい、落ち着いた周囲の環境に調和したいなど、条件を丁寧に挙げることは大事です。そうした家族の夢を、よく理解してわたしたちが最高の技術と最大の努力を傾けて実現します。創業から120年の知恵を注いで満足度を高めるようにしています。
 -古い町並みでの修復、新築も多く手掛けていますね。
 住む人がいなくなり駐車場になることも少なくありませんが、一時は空き家にしていても、育った所へ帰って住みたいという希望も多いのです。地域への愛着が強いのですね。また、新たに景観地区で生活したいので空き物件はないかという問い合わせもあります。家族構成の変化が資産再利用や処分の相談になって表れてきますから、良い解決策を見つけなければいけません。
 -その関連情報が豊富なのですね。
 わたしたちが抱える情報量は多くなくても、取引先の設計事務所や施工協力事業所、職人などとの交流を大事にしていると課題を解決することが多い。人の和が仕事を大きく支えています。電子メールを使えば、たいていの仕事は処理できる時代ですが、現場で職人と茶を飲んで語るという日常の付き合いが、わたしたちの力になります。
 -働き方の改善について。
 現場第一ですから、こちらの都合を優先することは難しい。しかし人生を、仕事を楽しんでほしいと思って、工事終了後には、まとまった休暇を取得し、日常でも趣味を楽しむ時間を優先するよう薦めています。英気を養い、教養を深めることは、人生にとって大事なこと。建設や建築がわかるだけでは、現場の責任者としては物足りないし、お客さんの満足を得ることはできません。20191227124336-30d16228.jpg