リーダーズボイス2020
株式会社日本政策金融公庫 岐阜支店長 美馬裕幸氏
事業承継のきっかけづくりを

20191227143351-a3bd5a0f.jpg -今年の重点施策は。
 公庫では事業承継支援にもっとも力を入れています。一番大切なのはきっかけづくりだと考え、成功例をまとめた冊子を事業者や支援機関に配布しています。冊子では、親族でも従業員でもない第三者への承継の例も紹介しています。事業承継は親族内が多い印象が持たれていますが、第三者承継は全体の約4割を占めています。公庫は、創業支援にも力を入れていますので、一から創業するのは難しいと感じている方と事業を譲りたい方を引き合わせすることもできます。
 また、支援ツールとして、つなぐノートというワークブックを活用した取り組みも行っています。少しでも事業者の方に考えていただくきっかけになればいいですね。
 -創業支援については。
 創業にはいろんな段階があり、段階に合った支援を心掛けています。高校生、大学生に創業マインドを持っていただくことも大切です。公庫ではビジネスプラングランプリを開いており、昨年は応募総数3808件の中から、岐阜農林高校が上位10校に選ばれました。岐阜支店版のグランプリも県と連携して昨年から開いており、今年2月に第2回を予定しています。
 -地域貢献については。
 岐阜支店では県や、地域の事業者とのつながりを大切にしています。岐阜県が、国の施策を踏まえて策定した総合戦略に貢献できるよう意識しています。地域の事業者に対しては、民間金融機関と連携し、ニーズを踏まえた金融支援を行うことで地方創生につなげたいです。
 また、マッチング支援等にも力を入れており、岐阜支店では、昨年8月に食の商談会を行いました。
 岐阜県は、事業者数が減少しているという課題があるので、今後も県と連携し、地域の事業者のお役に立てるよう努力していきます。20191227143416-2f744fa2.jpg