リーダーズボイス2020
株式会社ハシマ 代表取締役社長 大塚雅之氏
独立の創業精神で世界展開へ

20191227144638-8b87020a.jpg -2019年を振り返って。
 弊社が開発した縫製関連の機械の輸出国数は110カ国を超え、ハシマブランドとして広く世界に知られるようになりました。しかし、弊社の機械のコピー商品が外国市場で半額から3分の1の価格で出回るなど業界の生存競争も激しさを増しています。昨年は、世界に二つとない独自のものを生みだすために研究・開発費を投じました。これからは「ゼロ・トゥ・ワン」のビジネスを展開しないと生き残れません。
 -企業として大切なことは。
 戦時中、祖父が「羽島縫工所」という軍服の縫製業を創業し、ミシンの卸売業を始めました。2代目の父は事業を引き継ぎ、メーカーとしてものづくりを始めました。「自主独立して自社ブランドで勝負せよ。製品の価格を自分で決めるのが事業の醍醐味(だいごみ)だ」というのが父の教えでした。
 3代目の私は県内唯一のミシンの卸売商や、100社以上ものミシン関連のパーツの代理店を継続しながら、海外に事業展開してきました。ダイナミックに市場が動いていく中、最初にドアを開けた人間にファーストプライオリティがあります。エックス線検査機を作った時、最初は「そんなもの作ってどうするの」と言われましたが、大企業を中心に受注が増えてきました。今後はシステム化・AI化・デジタル化・見える化などをキーワードに、提案型のものづくりを展開していきたいです。
 -2020年の抱負は。
 中国、ベトナムに生産拠点を持ち、販売拠点も東南アジアを中心にグローバル化を進めてきました。今年は原点であるミシンパーツ卸業も積極的にグローバル化を推進すべくアメリカ・マイアミにパーツセンターを開設。機械類だけでなく、パーツ販売の中南米進出の足掛かりとしていきます。我慢の年となりそうですが、未来を見据え、幅広い工業製品メーカーになれるよう、最善を尽くしていきたいと思います。20191227144700-641601ae.jpg