リーダーズボイス2020
飛騨農業協同組合 代表理事組合長 駒屋廣行氏
飛騨地域底上げのため結集を

20191227153743-b9672233.jpg  -雨や猛暑、昨年も厳しい年でした。
 夏と冬しかないような極端な気象環境に加えて高齢化、人口減の中でも土地を守るには、人が田畑や畦畔に手を入れねばなりません。「地力」をいかに引き出せるかが問われています。環境整備で収益が上がるわけではないが、今絶対に必要なことです。行政は経済活動と環境のバランスをしっかり見つめる必要があります。また農産品の市場価格は低いまま上がりません。かたや生産コストは上昇、農家に負担がのしかかっています。国は、安全安心な国産農畜産物の生産を増やす食料安全保障戦略をもっと発信すべきです。
 -JAひだの取り組みは。
 私たちは協同組合。単なる一事業者ではありません。皆で飛騨地域を底上げし、活性化や所得向上につなげることが使命です。一昨年、高山市であった米・食味分析鑑定コンクール国際大会で飛騨のコメが大変優秀だということが裏付けられた。だから自分のコメは自分で売りたいという考えを否定しません。ただ今は農業の大転換期。関係者が集い、ルールの中で力を合わせて地域を底上げすることが重要です。地産地消の拡大も必須。飛騨の食材は若干高値でも、提供する業者に行政が支援すれば、生産者は生産量を確保でき、消費者の安全安心につながり、地域にお金が循環することになります。
 -豚コレラ(CSF)など防疫は。
 飛騨ミートが食の安全安心功労者として表彰されたように、防疫意識は地域に染みついています。飛騨牛も口蹄疫を念頭に、各農家は農場の出入りに相当神経を使っています。今後も一緒に努力したいと思います。
 -後継者や新規就農者確保は急務。
 飛騨牛繁殖研修施設「ひだキャトルステーション」には、担い手育成の役割もある。給与体系も含めて働きたくなるような環境を整え、現地も見てもらった上で研修生を募集しています。飛騨牛の現場で働きませんか。20191227153809-015905fb.jpg