リーダーズボイス2020
めぐみの農業協同組合 代表理事組合長 山内清久氏
新規就農を支援、農業盛り上げ

20191227161740-62f6ce9f.jpg  ―2019年を振り返ると。
 3カ年計画のスタートの年だったが、役員の顔ぶれが大きく変わった中で心配もしたが、おおむね計画以上となり、まずまずのスタートとなりました。管内の農産物の作柄で言うと品目によってばらつきが出たものの、全般的にはよかったが、単価が伸びなかったのが残念でした。
 ―管内の農業を取り巻く現状と課題は。
 最も大切なのは農業所得を上げるということ。米など、販売先についても担い手の皆さんとわれわれが協力してできるようになり、少しは見通しが立ってきたが、われわれの販売能力をもっと高めていくことが必要です。農業資材などについては、肥料、農薬は下がってきたが、流通の輸送コストが上がり経費がなかなか下げていけない。農業所得の向上にはもっと努力が必要です。気候変動に対応できる品種や収穫時期をずらせる品種の導入なども試みていきたい。
 また、災害発生などに迅速に対応できるような基金の設立にも取り組まなければ農家の力にはなれないと思います。あとは、高齢化への対策として農業への新規参入の支援に力を注いでいきたいと考えています。
 ―2020年の重点事業は。
 現在組合員は6万2千人、そのうち農業以外の仕事をしている准組合員が3万2千人で、准組合員の皆さんにもっと参加してもらおうという取り組み「食べて応援 作って応援」を強く進めていきたいと考えています。JAのイベントに参加してもらって農作物を知ってもらい、食べてもらう、さらに興味を持った人には小さなスペースでいいので農業を体験してもらうという試み。自宅近くで気軽に珍しい西洋野菜作りなどを楽しんでもらいたい。農業の裾野を広げることで農業の課題解決につながればいいと考えています。20191227161802-0e6b847f.jpg