リーダーズボイス2020
吉岡株式会社 代表取締役 吉岡源一郎氏
「岐阜産」で繊維業界成長に力

20191227165518-6a97fc26.jpg  -繊維業界の現状は。
 良好な雇用状態や所得情勢の改善がありつつも、消費者の繊維分野における支出の割合が減っていることや、人口減少を背景とした構造要因が下押し圧力となっており、マーケットは引き続き、縮小傾向で推移するとみています。当社が扱う副資材のマーケットも現在、ピーク時の3分の1ほどの規模でになっております。
 -吉岡の方針は。
 まず当たり前ではありますが、お客さまにとって良いと思うことを提案し続けられるよう、全社一丸となり精進して参りたいと思います。そして新たな商売にも挑戦していきたいと考えています。2011年に管理医療機器(クラスⅡ)の製造と製造販売の認可を取得しました。今後、医療や健康づくりの分野で繊維の力を発揮できたらと思っております。医療業界に参入するというよりは、今まで培ってきた繊維の知識をもって、既存の業界の皆さまと新たな付加価値を作っていきたいと思います。いろいろなアイデアを出して、当社の社訓の一つである「お役に立つ」の精神でマーケットを開拓していきたいと思います。
 -地域貢献については。
 長年お世話になった業界と地域にも恩返しをしていきたいと思います。今年はオリンピック、大河ドラマと、業界も当地も盛り上がります。そのにぎわいの中で、微力ながら力を発揮できればと思っております。
 現在、日本で販売されている衣類の多くは海外製です。輸入が進み過ぎると技術も低下する恐れがありますし、伝統産業にも影響が出るかもしれません。当地には優れた縫製技術、素材が多くあります。そして生地開発から縫製まで一貫して行うことができることが強味でもあります。国内縫製にも力を入れてさまざまな取り組みを通じて地域全体で成長していきたいと思います。20191227165548-69e3198b.jpg