リーダーズボイス2020
株式会社和井田製作所 代表取締役会長兼社長 和井田光生氏
「グローバルニッチ」を深掘り

20191227172646-70cd91a1.jpg -昨年を振り返り、今年の戦略は。
 米中の貿易摩擦で市況は大きく変化し、景気に減速感を感じます。ですが「グローバルニッチトップ企業」を目指す当社としては、欧米や、中国をはじめとするアジア地域での販売強化を図り、乗りきりたいと考えています。例えば米国ではノースカロライナ支店を拡充しました。欧州では販売拠点の新設などを進め、きめ細やかな対応でお客さまに当社製品に興味を持っていただき、関係を深掘りしたいと考えています。
 -利益確保の取り組みは。
 リーマン・ショックで収益が急減したことを契機に、研削盤1台ごとに採算を管理する取り組みを始めて約10年が経過しました。今では納入先への見積り提出前に損益が見通せるようになり、日々の利益管理に生かしています。利益を確保するためには、お客さまが納得できる高品質の製品であることが重要。リピーターになっていただくことが大切です。
 -人材確保と技術承継について。
 ことし4月から定年を65歳に延長します。長年の高精度機械製作で培ってきた熟練した技術力を、正社員としてさらにこれからも生かすとともに、若い人への承継もしていきたいと考えております。固定費は増えますが、その分は付加価値を高めることで吸収してまいります。女性の活用、障がい者の雇用もさらに進めます。
 -今年、上場から15年になります。
 本社従業員の99%は地元の人です。高山の和井田をグローバル企業に育てたいというのは変わりませんが、同時に地元の人たちに、和井田をもっとPRしたいと思っています。高山市とともに行ってきた、子どもたちにものづくりの楽しさを伝える取り組みは今後も続けます。一つずつ、時間はかかりりますが、これからも常に地元を応援し続ける企業でありたいと思っています。20191227172713-69ea469e.jpg