リーダーズボイス2020
株式会社コモ 代表取締役社長 木下克己氏
国内外ニーズに応える一手を

20191228150654-b94f7cf0.jpg -2019年を振り返って。
 売上高は生協と自動販売機で約6割を占めますが、その他の量販店やコンビニエンスストアの売り上げも拡大しました。理由の一つは、昨年5月に食品ロス削減推進法が制定されたことで、当社のロングライフパンが注目され認知度も高まったことが考えられます。
 -災害時の支援体制は。
 東日本大震災の時から災害支援品としてコモのパンが活用されています。昨秋の台風でも生協の配送ルートで被災地にお届けしました。さらに昨年は気象予報を活用して「災害の備え」にも注力。物流に影響が出る大雪等の予報に合わせて事前に配送する試験を北陸3県のコンビニで行い、一定の成果を挙げました。
 -製造技術の新たな開発は。
 コモのパンは、イタリアの伝統的なパン酵母「パネトーネ種」を使用した元種製法により保存料無添加を実現。デニッシュ類の賞味期間「60日」から、さらなる延長を目指して研究を続けています。「おいしさと安全・安心」を軸に、食物繊維や糖質オフなどの機能性を付加した新製品も発売し、喜んでいただけました。
 -コストカットの取り組みは。
 配送用段ボールと梱包(こんぽう)作業の改善、運送会社さまのご協力により、1箱の入り数を5割増やす工夫で、近年の急激な配送費上昇に対応できました。段ボールの使用を抑制し資源保護にもつながっています。
 -今年の戦略と目標は。
 一昨年立ち上げた海外販売推進課を中心に、海外展開にも引き続き注力していきます。香港、シンガポールに加え昨年は健康志向の強いニュージーランドにも進出し、手応えを得ています。働き方改革の一手としては、労働環境改善と生産性向上を目指して、新規設備投資計画をスタートさせます。将来を見据えて高品質の生産体制を整え、国内外のニーズに応えてまいります。20191228151434-668ce7fb.jpg