リーダーズボイス2020
岐阜乗合自動車株式会社 代表取締役社長 黒川公男氏
運転手の確保へ門戸を拡大

20191228153959-3d90d173.jpg ―昨年6月で社長就任から2年目を迎えました。
 就任後は安全面の投資を優先させ、運転手の脳ドック受診制度や最新の安全装備を備えた新型バスの導入などが軌道に乗りつつあります。全車両が最新装備になるのはまだ時間が掛かりますが、計画的に順次進めています。
 ―運転手の人手不足が深刻です。
 運転手が賃金の良い都市部に流れる傾向は続いていますが、今では都市部でも求人が厳しいと聞いています。女性限定の説明会などで採用の門戸を広げていて、バスガイドから運転手に職種変更した女性も2人いました。大型二種免許取得費用を会社が全額負担する制度も導入しています。
 ―バス停通過時の音声案内操作を自動化した運行支援システムの導入を開始しました。
 運転手には非常に好評です。車内アナウンスの押し忘れがなく、正確に案内が切り替わります。運転手の負担軽減になり、安全性の精度を高めることにつながっています。
 ―乗客数の推移は。
 乗客数は下げ止まり、現在は横ばいの状況です。団塊世代の大量退職で通勤客は減っていますが、高速バスが好調です。インバウンド(訪日外国人客)の押し上げもあり、名古屋白川郷線などは堅調に伸びています。
 ―NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に伴う対応は。
 県外からたくさんのお客さまが岐阜の街に来られることが予想されます。利便性を高めるため、JR岐阜駅北口にデジタル案内板を設け、バスの運行情報や主要施設までの行き方を紹介しています。名鉄岐阜駅近くの岐阜バスターミナル旅行センターも昨年12月にリニューアルオープンしました。待合室の座席数を2倍に増やし、トイレも新設しました。大河ドラマで地域全体が潤い、バスとも相乗効果が生まれればと期待しています。20191228154018-b7874eb2.jpg