リーダーズボイス2020
岐阜商工信用組合 理事長 森嶋篤男氏
若手職員スキルアップへ尽力

20191228160503-811a7ae4.jpg ―本店、本部の移転効果は。
 採用面での影響が大きい。2年前は採用数が目標数に達しなかったが、昨年は採用することができた。新社屋を見て安心してもらえたのではないか。業務スペースをワンフロア化したことで、職員のコミュニケーションが進んでいる。壁のない力を実感している。
 ―営業力の強化策は。
 顧客が相談しやすい金融マンになるよう教育してきた。顧客にとって金融機関は交渉相手と思われているが、上手な職員は相談相手になっている。金利はどこもそん色がない。最初に相談してもらえることが大事だ。職員にとって一番のやる気は、頼られること。ノルマを稼いでもやりがいはない。
 ―社内ネットワークでの見える化も進めている。
 3年前から誰がどの会社に行っているかまで分かる社内ネットワークの構築に取り組んできた。職員が毎日書き込み、見せたい情報にはマークを付けている。情報共有が実績に結びついたケースも増えた。職員の気付きが大事になる。
 ―職場環境や待遇を見直している。
 金融機関は55歳が賃金のピークだったが、60歳まで上がるように見直した。ここが中途採用では強みになる。60歳まで賃金が上がれば、生活設計が立てやすい。すでに大手銀行などで勤務経験のある職員3人を採用した。勤務地も見直している。4月からは可児支店に本部の審査機能を移した。案件審査の担当職員は1人のため、自宅に近い支店で仕事できると判断した。小さな機能は分散できる。
 ―職員研修の取り組みは。
 昨年から若手職員をマンツーマンで指導している。営業推進部のトップクラスの職員2人に若手を付け、1カ月で業務を一から学ばせる。一気通貫で仕事の流れが分かるので、支店で学んだことも理解できる。手間は掛かるが、個々のスキルアップは必要だ。20191228160520-9b4b5b48.jpg