リーダーズボイス2020
岐阜車体工業株式会社 代表取締役社長 川田康夫氏
海外勤務を増やし人材育成へ

20191228160711-e1456f04.jpg ―ハイエースの受注状況は。
 輸出が好調に推移しています。特に東南アジア、中東、アフリカで伸びていて、工場はフル稼働の状態です。個人で車の所有が難しい地域では、移動にハイエースのような車が必要になります。今後も移動の足として、需要が見込めます。
 ―人材不足による採用面の影響は。
 毎年60人程度を採用しています。最近はコースターや新型グランエースの生産で一時的に非正規社員を増やさざるを得なかったため、徐々に正社員の比率を上げていきます。
 ―最近は海外勤務を希望する社員も出てきました。
 海外で組み立てるノックダウン方式の工場に社員を派遣しています。今は親会社のトヨタ車体の海外事務所で現場管理者として社員を派遣できないか検討しています。海外で視野を広げることは人材育成にもつながります。
 ―各地で台風被害が相次ぎました。
 昨年は台風19号の影響で、土曜日を1日だけ休みにしました。災害対策として事業継続計画(BCP)を策定していますが、BCPに基づく訓練の準備を進めています。計画だけではなく、実際にやってみて何が足りないか検証していきます。
 ―働き方改革に伴う生産性向上の取り組みは。
 事務部門は、単純な事務作業をソフトウエアが自動化するロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)の導入を大々的に始めました。業務を標準化する必要はありましたが、成果は出ています。管理職の在社時間もコントロールし、全体的に社員の在社時間は減っています。また経理、人事、調達、総務、生産管理の部門で40歳以下の社員を2、3年でローテーションさせています。技能もしくは製造部門でもローテーションを進めていますが、さまざまな部署を経験することで社員の多能工化を目指します。20191228160727-6fee5489.jpg