リーダーズボイス2020
アピ株式会社 代表取締役社長 野々垣孝彦氏
健康を通じて顧客の悩み解決

20191228170439-487c00e9.jpg ―健康食品市場を取り巻く環境は。
 食品と健康食品のカテゴリーの垣根はなくなってきています。少しでも健康に良いものを買おうという意識が一般消費者に出てきたのです。健康食品では味の要素が強まり、おいしくなければ長続きしなくなりました。市場はBtoBからBtoBtoCに変化し、顧客と一緒になって考えていかないといけない時代になってきています。「API,SODM(相手先ブランドでの設計、生産)」に提案する要素がさらに求められています。
 ―昨年は組織改編しました。
 昨年9月に研究開発、営業、技術、マーケティング部門を集約した戦略開発本部を新設しました。ネット通販を含めて売り方や決済状況、環境は変化しています。流行の移り変わりも早く、開発やマーケティングを直結させました。われわれに求められているのは、健康を通じて顧客の悩みを解決するヘルスケアソリューションだと考えます。
 ―海外からの需要は伸びています。
 メイドインジャパンは海外からニーズがあり、海外の顧客が商談で訪れることが増えました。日本の健康長寿社会のビジネスモデルは、世界的にも通用するものになってきています。
 ―医薬品事業の状況は。
 ここ2、3年で着実に利益が出ています。特にインフルエンザワクチン原薬は効果などのエビデンスもありマーケットが活性化し、順次、生産体制を強化しています。医薬品事業は新しいカテゴリー戦略、企業は新しいチャレンジをしなくてはいけません。弊社が新卒者から興味を持ってもらえるのは挑戦する企業だからだと思っています。
 ―岐阜大への奨学金を給付。
 岐阜大70周年に合わせ、奨学金の支援を申し出ました。弊社にも岐阜大卒業生が60~70人います。知の財産として活力になる学生、岐阜に愛着のある学生を支援することは、わが社のポリシーにも当てはまります。20191228170945-4afbcf26.jpg