リーダーズボイス2020
株式会社秋田屋本店 代表取締役社長 中村源次郎氏
チアーパック生産体制を強化

20191228171626-94628f27.jpg ―ゼリー飲料など相手先ブランドによる生産(OEM)をするチアーパック事業で、1994年から生産量日本一を続けています。
 チアーパック事業は、洞戸工場(関市)、薬師工場(岐阜市)、本巣屋井工場(本巣市)の3工場体制で生産しています。昨年は本巣屋井工場の第2工場棟が稼働を始めたほか、洞戸工場も生産工程の効率化を進めるために改装しました。おかげさまで前年から約1割増の生産をしました。今年は3工場をフル稼働して、2億袋を目指したいと思います。
 ―養蜂事業の見通しは。
 養蜂器具を製造する職人の高齢化が進み、職人不足が課題です。このためポーランドの養蜂器具メーカーから輸入調達を始めました。欧州は養蜂の伝統があり、調達先のライソン社は世界最大級の生産量を誇ります。はちみつを絞る器具など金属製品を中心に輸入しますが、巣のコアとなる巣礎の生産などは自社生産にこだわっていきます。
 ―2020年はミツバチの不足も予想されます。
 昨年は台風で巣箱が流されてしまい、さらに気候変動でミツバチに寄生するダニが異常発生しました。また農薬被害もあります。ミツバチは農作物の受粉のためにも使われており、はちみつだけでなく農作物にも影響が出るでしょう。はちみつは健康志向から需要は世界的に伸びています。これまでは販売をメインに考えていれば良かったのですが、今後は調達のほうが課題になっていきそうです。
 ―持続可能な開発目標(SDGs)にも注目されています。
 当社のミツバチ関連事業はSDGsとの親和性が非常に高く、地球環境保護が必要です。ミツバチが健康で元気に働ける環境をつくっていくうえでも、SDGsにこれからも取り組んでいきたいと思っています。20191228171644-94196491.jpg