ソフトな接客、あふれる鉄道愛

2018年04月06日 11:27

佐々木友季恵さん(JR東海神領運輸区指導運転士)

 JR中央線の運転を担当する神領運輸区に赴任して丸3年。カーブが多く速度調整技術の要る路線で列車のハンドルを握っている。

 岐阜県恵那市出身。当時駅員だった兄の影響で鉄道業に興味を持ち、2008年に入社。駅の窓口・改札を経験後、車掌を経て15年に運転士資格を取得した。ブレーキは手動で、利き方は天候や車両の編成、乗客の混み具合によっても変わる。「少ない振動できれいに止められたときは『やった!』と思う」。自身の成長を感じ手応えを覚える日々だ。

 同社の在来線運転士のうち女性は1割未満。寒さや酷暑の中での車両点検、泊まり勤務もあるが、体調を整え集中力を保つ。始発駅では扉の前で乗客を出迎え停車駅や乗り換えの質問に応答。「気軽に声を掛けていただけるのは女性ならではかな」と笑顔を見せる。

 自信になったのは特急の車掌だった当時、目的駅で降りられず取り乱した乗客の話を聞いて落ち着かせ、停車駅の係員に無事引き継いだ経験だ。「臨機応変の対応や運転技術を磨き、いずれは運転士の育成に携われたら」と目を輝かせる。座右の銘は「何とかする」。食べることが趣味で、「のどかな東濃が好き」と語る28歳。多治見市在住。

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カテゴリ: 社会