岐阜大図書館にアーカイブ室 創立70周年記念

2018年04月19日 08:55

 岐阜大(岐阜市柳戸)の森脇久隆学長は18日、本年度から2年間の事業概要を発表した。創立70周年を記念して来年6月に大学図書館の一角にアーカイブ室を設けるほか、人工知能(AI)と金型を組み合わせた工業用金型開発拠点を今年6月に稼働させる。来年度からの海外の大学との共同学位(ジョイント・ディグリー)制度開始も計画している。

 70周年関連では、アーカイブの作成と公開を進める。学内に散在するオブジェなどの美術品や、植物、樹木などもアーカイブ化する。植物標本や郷土史関連の文書など学術的に価値のあるものは、創立記念日の来年6月1日からアーカイブ室で展示する予定。

 国際的な連携では、インド工科大グワハティ校、マレーシア国民大との共同学位制度を来年度から開始する見通し。四つの修士、博士課程を共同で設けて運営する。岐阜大の学生12人が相手校に数カ月通って機械工学や食品科学などを学ぶほか、岐阜大が留学生を受け入れる。岐阜大は両大と学術交流協定を結び、国際化を進めている。

 モノのインターネット(IoT)やAIと連携した工業用金型「スマート金型」の開発拠点は今年6月から稼働させる。自動車部品や工作機械のメーカーなどから注目を集めており、11社との共同研究・開発を予定しているという。

 このほか、東京農工大など4校で構成する連合獣医学研究科を来年度から解消し、学部教育を共同で行っている鳥取大と同研究科を運営して一貫性を持たせる再編を実施。機能性食品や醸造分野の研究拠点となる県食品科学研究所(仮称)を来年度をめどに開所する。

 森脇学長は「任期6年のうち5年が過ぎた。各事業を総仕上げし、次代につなげていく」と述べた。


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