羽島市の美術館、壁から漏水 当面休館

2018年04月26日 07:53

 岐阜県羽島市は25日、同市竹鼻町に18日開館した美術館「不二竹鼻町屋ギャラリー」で、壁面のコンクリート部分などから施設内へ雨水が染み出した、と発表した。現時点で美術品への影響はないが、防水処理などのため、25日から当面の間、休館することを決めた。

 市によると、染みを確認したのは1階のコンクリート打ちの壁と床が接する部分で、展示室と受付、中庭に面する通路窓側の計24ケ所。幅約5~100センチ、高さ約3センチで、壁から約10センチ離れた所まで広がっていた。

 展示室の外部壁面が設計通りに施工されず雨水がたまりやすくなっていたほか、通路では雨水の吹き込みを考慮した設計が不十分だったという。

 25日朝、出勤した学芸員が発見し、市職員や施工業者らが現場を確認した。この日は昼前に閉館し、展示室の絵画4点を収蔵庫に移した。

 市は今後、湿気による劣化を防ぐため、外部の業者に、収蔵する絵画を保管するよう依頼。設計や施工が適切だったかを第三者機関が検証し、市は業者に防水対応の実施を指示する。

 同ギャラリーは2月に完成。市内の企業が寄贈した熊谷守一の絵画や荒川豊蔵の陶器など美術工芸品約100点を所蔵する。


カテゴリ: 社会

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