西濃運輸 若手も闘志 ベーブルース杯社会人野球あす開幕

2018年05月01日 07:50

新人ながら先発を任されている小久保。打者への負けん気の強さが魅力だ=西濃運輸グラウンド

新人ながら先発を任されている小久保。打者への負けん気の強さが魅力だ=西濃運輸グラウンド

 社会人野球の第71回JABAベーブルース杯争奪全国大会は5月2日、大垣北公園とKYBで開幕する。県勢の西濃運輸や昨年の日本選手権覇者のトヨタ自動車(豊田市)、一昨年の都市対抗ベスト4の東京ガスなど、全国から強豪16チームが出場し、熱戦を繰り広げる。優勝チームには、今秋の日本選手権の出場権が与えられる。

 16チームが4ブロックに分かれ4日間の日程で予選リーグを行い、各ブロック1位が最終日の決勝トーナメントに進出。勝ち点や得失点率などで組み合わせを決め、大垣北公園で6日午前9時、同11時30分に準決勝、午後2時から決勝を行う。例年使用している長良川球場は改修工事のため使用せず、前年覇者のドラゴンズ2軍は出場しない。

 地元開催の西濃運輸は阪本一成監督が知る限り近年最多の新人が9人入社。既に中軸を担っているなど全選手30人のうち、在籍5年目までの選手が25人と若い選手が多い。阪本監督は「都市対抗予選(5月20日から、岡崎市民)に向け、若手と中堅・ベテランの融合を図りたい」と大会を位置付けながらも、2012年以来の優勝を虎視眈々(たんたん)と狙っている。

 東海地区春季大会(3月)や社会人長野大会(4月)などでは、新人投手の小久保気と北村耀を積極的に起用。特に小久保は直球とフォークを織り交ぜたゴロを打たせる投球が持ち味で、長野大会では、きらやか銀行を無四球で完封した。高い制球力が光るドラフト候補の2年目堀田晃と、抑えから転向した速球に威力のある嶽野雄貴を加えた先発3本柱が強力。阪本監督は「後ろには安心して任せられる山下大輝や六信慎吾がいるので、先発は一番調子の良い選手を初戦に使いたい」と語り、小久保は「任されたイニングは逃げずに投げきる」と力を込める。

 打線では、主砲の谷恭兵や伊藤匠(岐経大出)らは健在だが、これまでの試合では中軸に、パンチ力があり勝負強い三浦智聡や、バットコントロールに優れチャンスメークができる原田大輔ら新人が出場。一発は少ないが、足の速い選手もそろえ、阪本監督は「相手に警戒させて、プレッシャーを与えることができる」と自信を見せ、三浦は「確実性を高める打撃と、判断力を大切にした走塁を心掛けたい」と意気込む。

 ヤクルトにドラフト7位で入団した松本直樹が抜けた捕手の穴が懸念されるが、ベテランの森智仁や新人の柏木貢のポジション争いは激化している。柏木は「投手の良さを引き出すリードには自信がある。がむしゃらに試合に臨む」と譲るつもりはない。

 同組には実力あるチームが入ったが、阪本監督は初戦の鷺宮製作所(東京)について「都市対抗予選を意識して、まずはしっかり勝ちきって流れに乗りたい」と気を引き締める。6年ぶりの優勝で、黒獅子旗を奪い返す足掛かりとしたい。


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