春季東海高校野球組み合わせ決まる

2018年05月09日 07:21

 第65回春季東海地区高校野球大会(18~20日・小牧市民ほか)の組み合わせ抽選会が8日、名古屋市内で行われた。3年ぶり16度目の春県王者となった中京学院大中京はいなべ総合(三重2位)と、11年ぶり2度目の出場となる帝京大可児(県2位)は静岡(静岡1位)と初戦で対戦する。

 東海4県の各県春季大会上位2校が出場。決勝以外、延長十二回で決着がつかない場合は、延長十三回から無死一、二塁で攻撃を始めるタイブレーク制。昨年までは任意の打順だったが今大会から前の回の継続で行う。決勝は原則として十五回で引き分け再試合だが、再試合はタイブレークを実施する。

 中京、帝京大可児の初戦はともに18日午後1時30分試合開始予定。中京は小牧市民、帝京大可児は豊田市運動公園。

◆中京院中京 投打とも高レベル

 秋、春と2季連続で県を制した中京学院大中京は、持ち前の強打に加え、2年生エース不後祐将の急成長により、投打ともにレベルの高いチームに仕上がりつつある。県大会では4試合で23得点1失点と圧倒的な強さを見せつけ、橋本哲也監督も「不後を中心にリズム良く守り、攻撃は大砲こそいないがつながりがある」と手応えを語る。

 初戦のいなべ総合(三重2位)は機動力を使った攻撃が武器。それだけに不後、藤田健斗の2年生バッテリーが鍵を握る。いなべ総合の尾崎英也監督が「出塁率が高く、得点源」と語る3番森鼓太朗を抑え込めば、流れを引き寄せられそう。エース右腕・石川拓哉は160センチと小柄で、直球は最速130キロ前後だが、切れがあり、低めへの制球力は高い。左腕・木戸瑛心ら4投手が控え、細かい継投で勝ち上がってきた。相手ペースにさせないためにも、1番西尾歩真や中軸の藤田龍明、藤田健がけん引し、序盤から得点を重ねたい。

 勝ち上がれば、準決勝は59安打28得点と猛打で愛知を制した誉(愛知1位)とエースの左腕久松一真を中心に守り勝ってきた東海大静岡翔洋(静岡2位)の対照的な2校の勝者。

◆帝京大可児 2投手の継投確立

 11年ぶりに東海大会へ導いた帝京大可児(県2位)の原動力はエース近藤優と、決勝以外、全試合先発を任された則兼勇斗の両投手だ。県大会を通じて則兼が四、五回まで試合をつくり、その後は近藤が試合を締めるという継投が確立され、田口聖記監督も「2人がどれだけ粘れるかが鍵」と活躍に期待。打線は準決勝以降は今一つだったが5試合中3試合で2桁安打を放つなど、逆方向を意識した打撃でつながった時の怖さがある。

 相手は昨秋の東海覇者で、選抜にも出場した静岡(静岡1位)だが「本気で勝ちにいく」と田口監督。選抜2回戦で駒大苫小牧(北海道)相手に完封したエース春翔一朗が肘痛の影響でベンチを外れているだけに付け入る隙はある。打線では好打者の1番村松開人の出塁を許したくない。

 準決勝の相手は西有喜、扇谷莉のプロ注目両右腕を擁し、強力打線も魅力の東邦(愛知2位)が勝ち上がりそう。


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