県が5河川に新型水位計設置 維持費など大幅抑制

2018年05月11日 09:03

設置された危機管理型水位計=本巣郡北方町清水、天王川(県提供)

設置された危機管理型水位計=本巣郡北方町清水、天王川(県提供)

 出水期に備え、岐阜県は中小河川の洪水時の水位を把握し、住民の避難などに役立てるため、新たに開発された「危機管理型水位計」を県管理の5河川に設置した。従来型と比べて安価な点が特長で、県によると、東海3県が管理する河川では初めて。早ければ6月にも、専用サイトで洪水情報を確認できるようになる。

 設置箇所は天王川(本巣郡北方町清水)、平野井川(安八郡神戸町柳瀬)、和良川(郡上市和良町宮地)、神淵川(加茂郡七宗町神淵)と白川(同郡東白川村神土)。

 新型水位計は水量が設定水位を超えた場合、10分間程度に1回の頻度で観測。国と関係自治体でつくる協議会が運用するシステムに無線でデータを送り、一括処理され、情報が公開される。

 これまでに中小河川に整備された水位計は機器を含む設置費や維持費が高く、整備が進まなかったため、国土交通省が民間企業と小型化した新型を開発した。県によると、1基当たりの設置費は従来の10分の1程度の約200万円、年間通信費は新型は従来型のような常時観測ではなく、増水時のみ観測してデータを送るため、17分の1程度の約1万2千円に抑えられるという。

 県は422河川を管理している。従来型はうち63河川に設置されており、未設置の河川に新型を順に整備する方針。本年度はさらに10河川に設置する。


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