和船オーナー制創設 長良川漁師船頭育成へ

2018年05月15日 07:35

オーナー募集を始めた木造和船と平工顕太郎さん(左端)=岐阜市内、長良川

オーナー募集を始めた木造和船と平工顕太郎さん(左端)=岐阜市内、長良川

 長良川で活動する岐阜県在住の川漁師平工顕太郎さん(34)は、所有する木造和船を使い、和船のオーナー制度を立ち上げた。長良川で同船を使い、7月からエコツアーや船頭スクール、漁師塾などを行う。長良川の専業川漁師は高齢化が進んでおり、船頭不足で伝統漁法が消滅の危機に陥っている。同制度創設で長良川固有の文化の発信とコミュニティー形成につなげ、川文化保全と伝統漁法の継承を図る。

 使用する和船は、美濃市の船大工・那須清一さんと米国人船大工のダグラス・ブルックスさんが製作したもので、鵜舟と同じ型。

 和船は川に停泊しているだけでもメンテナンス費や保険料などが発生することから、初年度は200万円が必要という。同制度では平工さんの活動に賛同する企業や個人を募る。企業は一口1万円、個人は5千円、学生は3千円で、1年単位。特典として天然鮎を特別価格で購入したり、限定イベントに参加したりできる。15口以上の企業会員のみ、船体に企業名を掲載する。

 平工さんは長良川で鵜舟船頭を務めた経歴があり、漁に使う船で長良川を巡るツアーをしたり、各務原市に開いた鮎料理を扱う店「ゆいのふね」を運営したりしている。平工さんは「皆さんの力を借りて、船頭の育成に取り組みたい」と呼び掛けている。問い合わせは平工さん、携帯電話080(8256)4295。


カテゴリ: 社会