大垣の母娘殺害、起訴内容認める 岐阜地裁初公判

2018年05月16日 11:48

 昨年3月に岐阜県大垣市の住宅で妻と義母を殺害したとして、殺人の罪に問われた、同市荒尾町、無職桐山悟被告(40)の裁判員裁判の初公判が16日、岐阜地裁(菅原暁裁判長)であり、桐山被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴内容に争いはないが、桐山被告の精神障害が犯行にどの程度影響したかどうかが争点。

 検察側は冒頭陳述で、認知症の母親ら家族の世話や仕事のストレスのほかに、入籍したばかりの妻やよいさん=当時(35)=と家庭を築くことに悩んで自殺を考えたが、妻を残して死ぬことはできないとして殺害に及んだと指摘。犯行には「ストレスに直面すると回避的な行動を取る性格が出た」と述べ、精神障害の影響は限定的と述べた。

 弁護側は桐山被告が当時心身耗弱で、「犯行を思いとどまることが著しく困難な状態だった」と述べ、精神障害が犯行に大きく影響したと主張した。

 起訴状によると、桐山被告は昨年3月24日午前0時50分~同7時35分ごろの間に、大垣市古知丸の義母兒玉真知子さん=当時(63)=方で、やよいさんの首を両手で絞めるなどして窒息死させた後、兒玉さんの首を絞め、石油ファンヒーターで頭部などを何度も殴り、失血死させたとされる。

 岐阜地検大垣支部は昨年4月から3カ月間、桐山被告を鑑定留置し、刑事責任能力があると判断した。


カテゴリ: 事件・事故 社会