生鮮品店、村内1店のみ... 白川村に移動販売車

2018年05月17日 08:53

肉や刺し身などの生鮮食品を含むたくさんの商品が並ぶ移動販売車の車内=岐阜県大野郡白川村鳩谷、旧白川小学校

肉や刺し身などの生鮮食品を含むたくさんの商品が並ぶ移動販売車の車内=岐阜県大野郡白川村鳩谷、旧白川小学校

 岐阜県大野郡白川村などが、同村初の移動販売車の試験運行を始めた。日常の買い物が困難な「買い物弱者」の救済に加え、生鮮食品を多く扱って、村民の食卓の充実も狙う。本格運行は28日から。

 村では生鮮食品を扱う店が年々減少し、現在は同村荻町の「JAひだ白川支店」のみ。31・34%(15日現在)という高い高齢化率や、スーパー誘致の難航もあり、移動販売車の運行に踏み切った。

 車両は冷蔵、冷凍庫を備えた2トントラックで、村が約1500万円を投じて導入。野菜、肉、卵、牛乳といった生鮮食品を中心に約700点をそろえる。車内に入って買い物する仕組みのため、降雪などの悪天候でも快適に利用できる。飛騨地域でスーパー5店舗を展開する「駿河屋魚一」(高山市岡本町)が月、木、土曜日の週3回、順路を変えて運行し、村全体をカバーする。

 初回の試験運行では村内9カ所を回った。利用者は当初予想(50人)を上回る93人で、生鮮食品が中心に売れ、刺し身はほぼ完売、弁当も売り切れた。利用者は「高齢で運転ができないので助かる」などと喜んでいた。

 5年以内に、1回の運行で村民の6~8%が利用する状態の維持を目指す。試験運行は17、19、21、24、26日にも実施する。


カテゴリ: 社会 経済