春季東海高校野球あす開幕

2018年05月17日 07:55

  • 県大会では22回1失点と安定感を示したエースの不後=中京学院大中京高硬式野球グラウンド 
  • 4番として単打でつなぐ打線を引っ張る帝京大可児の堀江=けやきフィールド 

 第65回春季東海地区高校野球大会が18日、愛知県小牧市民などで開幕。岐阜県勢は、春、3年ぶり16度目の優勝を果たした中京学院大中京が、いなべ総合(三重2位)と同球場で、11年ぶり2度目の出場となる帝京大可児(県2位)が、静岡(静岡1位)と豊田市運動公園でともに第2試合(午後1時30分開始予定)に初戦を迎える。

 橋本哲也監督が「甲子園で上位へ入るには東海で優勝しないと」と力を込めるように、昨春から3季連続で東海へ進出した中京が見据えるのは春、13年ぶりの東海制覇だけだ。鍵となるのが、県大会で22回1失点と安定感を示し、絶対的エースへ成長した2年生左腕の不後祐将。橋本監督も「不後が得点につながるいいリズムをつくってくれれば」と、県大会以上の活躍に期待を寄せる。

 もともと直球を内角に思い切り投げ込めるタフさに加え、一冬越えて変化球の精度がアップ。特に左打者に対しては内角へスライダーを使えるようになり「左には外中心だったが投球の幅が広がった」と成長を実感。フォークもカウントと空振りを取りにいく時で球速、落差を変えており、4番で捕手の藤田健斗も「リードしていてだいぶ楽になった」と手応えを感じている。

 2年生バッテリーの活躍はチーム内の好循環も生んでいる。主将の片山樹は「3年生野手で不後を援護したい」ときっぱり。「夏の前に春の東海も全力で勝ちにいく」と片山。充実の戦力で栄冠をつかみ取る。

 帝京大可児の躍進を支えたのは、左腕・則兼勇斗とエース右腕・近藤優の両投手だが、ともに「失点しても援護してくれる」と語る打線も力がある。

 派手さはないが全体で徹底している"センターから逆方向"の打撃で3試合連続2桁安打を放つなど、県大会5試合で49安打。4番堀江海翔でさえ「センター返しで次につなぎたい」と、単打でつなぐチーム打撃を意識。田口聖記監督も「今の打撃スタイルで勝てるという自信が選手にもついてきた」と、笑顔を見せる。

 静岡や東邦(愛知2位)という甲子園常連校と同じゾーンに入ったが、田口監督は「本気でてっぺんを取りにいく」と静かに闘志を燃やす。強豪相手に旋風を巻き起こす準備は整っているようだ。


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