中部院大「神宮」狙う 東海地区春季大学野球

2018年05月26日 07:52

攻守でチームを引っ張るリーグ戦2冠の主将・高杯=中部学院大グラウンド

攻守でチームを引っ張るリーグ戦2冠の主将・高杯=中部学院大グラウンド

 全日本大学野球選手権(6月11日から7日間、神宮ほか)への出場を懸けた東海地区春季選手権が26日、静岡市清水庵原球場で行われる。2季連続優勝を果たした中部学院大が、5年ぶりの出場を目指し、三重代表の四日市大と、静岡代表の日大国際関係学部との3校リーグに挑む。

 中部学院大は投打とも豊富な戦力を誇り、岐阜リーグを圧倒するかと思われたが、リーグのレベルの高さを実証する好投手らを打ちあぐねる場面もあり、最終カードの朝日大戦は精彩を欠き、勝ち点を落とすという歯切れの悪い締めくくりとなった。しかし、リーグ終了後から野手陣は1キロのバットで振り込み、投手陣は3日で300球以上の投げ込みを敢行し「チーム状態は上向いている。あとは選手がやってくれるはず」と原克隆監督は自信をみせる。

 ライバルとなるのが、小沢拓馬、続木悠登の最速145キロの両右腕を擁する日大国際関係学部。昨秋の東海選手権では続木を一回で引きずり下ろしたが「あの時より球は速くなっている」と原監督は警戒。「日大は大砲はいないが伝統的に足を絡めて得点を奪う」と分析したように、勝利のためには、リーグ戦で本塁打王と打点王の2冠を獲得し、最優秀選手にも輝いた捕手で主将の高杯翼の活躍が鍵になる。

 打線では1年の1番藤本舜が盗塁王の足を生かし、2番ながら得点圏で打席に立つことが多い高杯だが「常に自分が決めるつもりでいる」と頼もしい。「どこからでも得点できるのが強み」と続けたように、4番は1年ながら本塁打王の広部就平が座り、後続には原監督が「コンスタントに結果を出してくれる」と評価する高見良太や結城宝が控え、切れ目がない。

 エース若山蒼人は本調子とまではいかないが、冬に覚えたカーブを効果的に使った緩急ある投球で、「悪いなりにも試合をつくれる」と前を向く。抑えの伊藤健太(海津明誠高出)の状態は上向かないが、原監督が「一番安定感がある」と期待を寄せる宮前遥や、復活の兆しを見せた2016年秋の最多勝右腕瀬戸上晶ら、豊富な投手陣を惜しみなくつぎ込み、細かい継投で勝利を目指す。

 目標はあくまでも日本一だが、高杯は「目先の一戦に全力を尽くしたい」と気を引き締める。全員が任された仕事を全うしたとき、夢舞台へと続く道は必ず開かれるはずだ。


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