「自然瞑想」飛騨で満喫 平湯で5日に第1弾

2018年06月03日 07:52

  • 巨木の根っこで寝転び、自然を楽しむ女性。吉澤守さん(左から2人目)のガイドを受けながらの森林散策も魅力=高山市奥飛騨温泉郷平湯 
  • 大自然に抱かれ、思いにふける「自然瞑想」。今月から新たなジャンルのツーリズムとしてスタートする=同 

 雄大な自然に抱かれ、思いにふける「自然(Zinen)瞑想(めいそう)」が5日、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯でスタートする。当面1日だけのプログラムだが、将来的には温泉を活用した滞在型メニューやインストラクター養成講座も開設する予定。伸び悩む同温泉郷の観光客の増加につなげたい考えだ。

 自然瞑想は、本紙サタデーコラム執筆者で里づくりプロデューサーの吉澤守さん(69)=恵那市三郷町=が提唱し、同市奥飛騨温泉郷平湯の温泉複合施設「ひらゆの森」が窓口となり、運営する。吉澤さんは約5年前から同温泉郷の森や植生などを調査。岐阜放送のミニ番組「里歩きin奥飛騨」を企画し、自ら出演するなど制作に携わっており、同温泉郷の観光資源を生かした新たなツーリズムプラン作成を進めてきた。

 開催場所はひらゆの森の南側に広がる森。一帯は中部山岳国立公園で亜高山帯の植生が分布し、樹齢数百年のカツラやネズコ、イチイなどの巨木が無数にあり、針葉樹と広葉樹の混合林が特徴。吉澤さんは「長年保全され、ナショナルパークの名にふさわしく、非常に価値ある森」とみている。

 スタートする自然瞑想は、この価値ある森をガイド付きでトレッキングする森林浴に加え、木々の中での瞑想タイムをメインにしている。最後には天然温泉をたっぷりと味わってもらう。

 先月、体験会が開かれ、地元のほかに東京や大阪などからの参加もあった。参加者は吉澤さんら世話人の案内で森を散策し、瞑想タイムでは木にもたれたり、ベンチに座ったり、落ち葉が敷き詰められた地面に寝転がったりと、自分の気に入った場所を探して目をつむり思いにふけった。

 瞑想に難しいルールはなく、吉澤さんからは「ほほ笑み、森に自分を紹介し、森からメッセージを受け取って」とアドバイスが送られた。

 今後は月数回の瞑想会を開いて賛同者を得て、将来的には中長期の滞在型メニューを開発し、インストラクター養成講座も行い、全国や世界に発信していきたいとしている。

 今月の瞑想会は5日と19日に開催。いずれも午前9時30分現地集合。雨天決行。ガイド、瞑想料、温泉入浴券付きで1人8千円。

 申し込み、問い合わせはひらゆの森、電話0578(89)3338。


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