1億円超使途不明 資金流用、仮想通貨業者前社長告訴へ

2018年06月09日 09:04

 仮想通貨交換の「みなし業者」のブルードリームジャパン(岐阜市長住町)の前社長の男性(46)が会社の資金約1300万円を私的に流用したとして、同社が近く刑事告訴することが8日、分かった。

 同社によると、男性は会社の資金を高級車購入や交際費などに充てていた。私的流用分も含め使途不明金は約1億2千万円に上るという。4月に辞任したが、被害額を返済していない。男性は同社設立の2016年10月から代表を務め、18年4月に株式を買う目的で500万円の会社資金を自分の口座に移していたことが発覚した。同社は経営陣を刷新し、使途不明金の精査を進めているという。

 同社は、仮想通貨の決裁サービスなどシステム開発を手掛ける。昨年3月から独自通貨「BDコイン」の販売を始め、顧客約1600人と約2億円の取引があった。今年4月には、自社と男性個人の間で売買を成立させて独自通貨の価格を形成していることを顧客に十分説明していなかったとして、東海財務局から2カ月間の仮想通貨交換業の業務停止命令を受けた。今回の私的流用による運営資金の不足を理由に7月9日付で同交換業の業務の廃止を決めた。


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