新時代の芸術幕開け 第1回ぎふ美術展

2018年06月10日 08:05

第1回ぎふ美術展が開幕し、入賞・入選作品を鑑賞する関係者=9日午前10時59分、岐阜市宇佐、県美術館

第1回ぎふ美術展が開幕し、入賞・入選作品を鑑賞する関係者=9日午前10時59分、岐阜市宇佐、県美術館

 岐阜県美術展(県展)の一般部を刷新した清流の国ぎふ芸術祭・第1回ぎふ美術展(県など主催)が9日、岐阜市宇佐の県美術館で開幕した。各部門の最高賞「ぎふ美術展賞」をはじめ、入賞・入選作品357点が並んでいる。17日まで。入場無料。

 69回続いた県展を見直し、日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真に加え、幅広い表現を対象とした自由表現部門を新設。作品規格を緩やかにしたほか、審査員には各分野の第一人者14人をそろえた。応募は7部門で955点と、最後の県展から200点以上増えた。

 関係者ら約250人が出席した表彰式で、古田肇知事は「新しい岐阜の芸術、文化の出発点として育ててもらいたい」とあいさつ。 該当作がなかった自由表現を除く6部門のぎふ美術展賞の受賞者6人に、国指定重要無形文化財「瀬戸黒」保持者(人間国宝)の陶芸家加藤孝造さん=多治見市=の志野の小作品が贈られた。

 赤色をテーマに心象風景を描いた36枚の組み作品「naive」で洋画部門の同賞を受賞した市川あずささん(25)=岐阜市=は「賞をもらうのは初めて」と笑顔を見せた。

 同芸術祭の一環で新たに始まる美術講座「アート体験プログラム・アートラボぎふ」の第1回として、美術史家で明治学院大教授の山下裕二審査員と日比野克彦館長の対談もあった。


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